どんなBARを創るのかについて

2017/07/01

in: Recruit

 

よく言われる通り、BARは人が全て。

バーテンダー次第だというのは、私たちにとっても基本的な考え方です。

店創りは、常にそこに基づいてるけど、それは前提として、
実際にどんなBARを運営、創造していくのかというお話です。

ひとつの結論。

私たちは「これがベスト」という業態やこだわりは持たないよう心掛け、
常に多様なスタイルのBARを提案、創造、アレンジしていける
チームでありたいという想いを持っています。

 

振り返りです。

1995年に創業(2001年法人成)、私が20歳の時に
地元吉祥寺で7坪の小さなBARをオープンしたのがはじまり。

知識、経験、資金を持たずにオープンした店で、それなりの苦労をしつつ、
当時は専門に扱っているBARがまだ少なかったシングルモルトに注力、
時代の後押しもあって、モルトバーとして繁盛。

5年目から店舗展開をはじめました。

開業当初は、複数店舗の運営は視野には入ってなくて、
日本一のBARにする、日本一のバーテンダーになるといった、
何の具体性もない夢を描いていたように記憶しています。

ところが大変残念なことに、私には集中力も堪え性もないので、
飽きてしまうわけです。

同じ場所で多くのことはできないから、
こんなBARをやりたい、あんなBARもやりたいと。

気が付けば、それが原点になっていきました。

ウィスキー専門店から、ワインバー、ビアパブ、カクテルバーなどの
注力商材による細分から、オーセンティックからカジュアル、
ダイニングまでスタイルによる業態分別といった横に広げる展開。

同時に、長年営業をしているBARの事業承継に複数携わり、
過去と先をつなげる縦の展開をやってきました。

かつてのジャズバーやモルトバーの隆盛から、
現在の全方位カクテルやスターバーテンダー時代まで、
BARに携わってきた年月の分だけ、流行と定着のサイクルを見続けながら、
自社の立ち位置は明確になります。

決して拘りに捉われることなく、多様化や広義化、
古いものの掘り起こし、アレンジができる位置で仕事をしていく、
そういう方向性が固まりました。

 

今後はさらに、従来型に加えて、エンターテイメントやファッション、
カルチャーを取り込んだ、広義で言われるところの
BARの運営も推進していきます。

既に、ビスポークの提案ができる
サロン併設のBARが出店準備に入りました。

同時にダイニング事業では、同業態複数出店を目指しながら、
グローバル型や、エンターテイメント導入など、
それぞれのキャラクターを持った
店舗開発をしていく方針も確定しています。

個人の想いも加えるなら、まだやりたいBARがやりきれたわけではなく、
ナイトクラブ併設や、高層階のデート利用専門等、
シーン特化BARの運営も密かに狙っています。

やりたいBARはまだまだたくさんある。

 

そしてここからが一番大切なことなんですが、
私達にとって最も大事なミッションを達成するために、
店舗開発自体を所属するバーテンダーに、
どんどん移譲していかなければならない。

私はそれをサポートする側にまわるべきだとも考えています。

私たちは、業態の深化と多様化を並行して進めつつ、
既存に捉われずに職務の枠をを広げ、
バーテンダーの可能性を高めるような店舗開発を目指します。

そしてそれは、日本で一番バーテンダーが働きたい会社を
創るプロジェクトに必ずリンクすると考えています。

 

Nobuhide Kobayashi

 

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