ヘネシー&モエアンペリアル特集 / Vision

2016/12/03

in: Vision

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12月からヘネシー&モエアンペリアル特集です。

12月の年末らしい華やかな特集。

毎回、こういう特集ものが入るとき、弊社宣伝部長峯岸さんから、
「ワタルさん、またガッツリ長文で商品説明をお願いします」
と来るのですが、今回、本人が忘れているのか、
もう飽きられたのか、言われなかったので
自主的にガッツリ長文を書こうかと思います。

 

まず、ヘネシー。

ヘネシーはブランデーです。

ブランデーの中でもコニャック地方と言われる地域で
作られるものをコニャックと言いますが、
ヘネシーはそのコニャックにあたります。

創立は1765年。ウイスキーの密造が盛んな時代ですね。

創業者はリチャード・ヘネシー。

もともとはルイ15世の軍隊に所属していた軍人。

アイルランド人将校にあたります。

意外にもフランス人ではないのですね。

1794年にアメリカに出荷。

1817年に、現在も主要なブランドとして続いている、VSOPが誕生。

これは、当時のプリンス・オブ・ウェールズ、
後のイギリス国王ジョージ4世がこよなくコニャックを愛していて、
「Very Superior Old Pale」
(非常に優れていて古くて澄んでいる)ものを注文。

それ以降、その頭文字を取って
コニャックの格付けに使われるようになります。

その翌年の1818年にはロシアに初めての出荷。

どんどん世界規模になっていきます。

 

1865年には創業者リチャード・ヘネシーのひ孫の
モーリス・ヘネシーがコニャックの格付けを星の数で表し、
その後その格付方法が広まりました。

そして、そのモーリス・ヘネシーにより、
新ブランドXO(Extra Old)が誕生。

その後も様々なラインナップをリリースし、
高級ブランドという位置づけを確立しています。

 

ヘネシーは、100%白ぶどうでつくられ、石灰質の土壌と
温暖な気候にあったユニブランを使用しています。

蒸留する前のワインには辛口で酸が乗り、
その酸味が上質なコニャックを作り出しています。

蒸留は銅製のポットスチルで2回。

1回目の蒸留では12時間かけてブリーという液体に、
2回目の蒸留でアルコール度70%のオー・ド・ヴィーになります。

特に1回目の蒸留は蒸留液を4つに分けて、
一部を1回目の蒸留の中で再蒸留をかけるなど、
複雑な工程を踏むことで、クリアな味わいを作り出しています。

フランス産のオーク樽で熟成。

樽は270リットルや540リットルなど、
多くのサイズが使われているようです。

 

というわけで、当店では、ヘネシーVS、およびXOを特集致します。

そして、ヘネシー合わせのシガーとして選んだのが、
ダビドフニカラグア・ショートコロナと
ジノプラチナム・セプターショーティ。

ダビドフニカラグアはXO向き。

ジノプラチナムはVS向きと思います。

ぜひもろもろお試しください。

 

Whisky house Vision

Tel:0422-20-2023

〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1−11−8−BF

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Wataru Kobayashi

 

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