2018/02/26
ウイスキープロフェッショナルの試験は、記述が多く、
勉強してると腕がもげそうです。小山です。
勉強は捗っておりますが、文字の書きすぎで右腕が痛いので、
左手で書く練習もしたいと思います。
さて、今回はウイスキー製造において重要な
仕込水のお話をしたいと思います。
ウイスキーの酒質や香味を決定する要素でもある水。
一般的に蒸留所近くの天然水が使用されます。
水質がいいから、その場所に蒸留所を建てるという話は良く聞きますよね。
では、良い水とは一体なんでしょうか。
皆さん聞いたことがある硬度。
水に含まれるミネラルの量を表すのに使われます。
ミネラルの種類はたくさんありますが、硬度を表す際は、
マグネシウムとカルシウムの量で決まります。
これらが多いと硬水になります。
WHOの分類では、60度までが軟水、120度までが中硬水、
180度までが硬水、それ以上が非常な硬水。
と分類されています。
しかし日本では、100度までを軟水、
300度までを中硬水、それ以上を硬水。
と分類されます。
日本の分類でいくと、南アルプスの天然水(硬度30)や
ボルヴィック(硬度60)は軟水、グレンモーレンジィの仕込水
ターロギーの泉(硬度190)は中硬水、エビアン(硬度304)や
コントレックス(硬度1468)は硬水に分類されます。
マグネシウムの量が多いと酵母の働きを抑制する作用があるため、
硬水は不向きとする考えもありますが、ミネラル成分の組成によって
水質に大きな違いがあるので、一概に硬水はダメとは言えないそうです。
しかし、軟水を使用する蒸留所が圧倒的に多いです。
現在キャンペーン中のグレンモーレンジィは中硬水。
水源であるターロギーの泉は蒸留所から少し離れたところにあるそうです。
仕込水について熱く語ってしまった。
ウイスキーの製造工程を勉強してみると驚きもたくさんあります。
ぜひ、お店に聞きに来てください(`・ω・´)ゞ
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Yuka Koyama