2008/10/26
第32回目のモルト講座。今週も張り切って参りましょう。
「前回、受けられなかったよ。」という方もご安心を。
講座は、すべてバックナンバー制で、いつでも日曜日でしたら、ご用意ができます。
奮ってご参加くださいませ。
さて第32回目、今回のテーマは「ピート」です。
スコッチモルトウイスキーのテイストの特長を表現する独特のスモーキーフレーバーは、
この「ピート」の燻蒸によるものです。
モルティングといわれる製麦の工程のなかで、大麦を2日くらい仕込み水に浸けておくと
発芽が始まります。このときに発生する酵素がデンプンを糖に変える働きをします。
ある程度の発芽の後、発芽の進行を止めてやります。
そうしなければウイスキーとなるべき糖分が逆に失われてしまうからです。
その為に乾燥せ余分な水分を取り除けばよいわけです。
この作業をキルンと呼ばれる麦芽乾燥塔で行います。
そのなかで、ピートと呼ばれる泥炭や無煙炭などを焚きます。
このピートをどのくらい混ぜて焚くかは、各蒸留所によって異なり、
独自の麦芽をつくっています。
地域によって、使うピートの質も違いますから、更に複雑になっていきますね。
そこで今回は、ピートの炊き込みにスポットをあて、飲み比べです。
ヘビーピートからノンピート。
ヘビーピートでも「スペイサイド」と「アイラ」では、全く味わいは変わります。
是非、この機会に。
今夜も吉祥寺visionにて、お待ちしております。