2016/11/22
毎月1回、主として社内のバーテンダーを対象とした試験
(社外参加も受付けています)を実施しています。
内容はバーテンダーとして各種酒類の知識量を問う筆記試験、
テイスティング、マーケティングレポートの3部門。
定期試験自体は10数年継続していますが、
今の形式に近いものは6年くらい前に導入。
将来的には、プレゼンテーション項目を加えることを検討しています。
弊社では、一般的なBARにあるような、師匠を要する徒弟制度が無いため、
社内試験は「自ら」知識技術の向上に取り組むための
機会創出のひとつとして位置付けています。
開催意図は、バーテンダーとして必要最低限の知識等を、
現時点でどの程度有しているのかを自ら確認するのと同時に、
定期開催によって、その習得に対して
「日々、向上努力ができているのか。経験値を積めているのか」を
振り返ってもらうことにあります。
バーテンダーという職務の唯一目的は、いつだって、
店を訪れてくれるお客様に幸せなBARの時間を提供することであり、
全てのアクションは、その質量を向上させるためのプロセスです。
好奇心、向上心を持ち続けることは、
バーテンダーが目的達成するための必要条件。
これを持ち続けることが苦であれば、残念ながら職務適性がありません。
社内試験は、時に日々に流されず、高い意識を継続できているのか。
それを自分の頭の中だけの独りよがりな判断ではなく、
明確に可視化された結果として確認できるツールのひとつです。
ひとりでも多くのバーテンダーが目的達成をするために、
社内試験をうまく利用してほしい。
これももちろん、日本で一番バーテンダーが働きたい会社を
創るプロジェクトの一環です。
Nobuhide Kobayashi