見逃せないノンフィクション。 / 赤坂見附 Algernon Syn.

2013/09/20

赤坂レッドシアターにて、11月11日から17日まで
公演が予定されている舞台を、一足先にご紹介します!

前回公演をご紹介した『キミサリ』のように、ウルッとくる爽やかな舞台ではなく…
今回は、すこし考えさせられてしまうような、現実にあったテーマを題材とした舞台です。

息をひそめてーシリア革命の真実ー

この舞台は、2012年7月、ロンドンで初演。またたく間に反響を巻き起こした真実の物語。
いよいよ日本上陸。本邦初演!

演出家はドキュメンタリーシアターの翻訳戯曲を2作品演出している、古城十忍さん。

パレスチナとイスラエルの紛争を描いた『アラブ・イスラエル・クックブック』(2006年上演)、
元テロリストへのインタビューを通して「テロリズム」の背後にあるものに迫った
『トーキング・トゥ・テロリスト』(2009年上演)。
いずれも「殺戮の絶えない世界の今」を映し出した舞台で、
本作はこの流れを汲む第3弾となります。

では簡単にストーリーを(^^)

今なお何千人もの人々が拷問され、投獄され、傷つき、殺され続けている「シリア」。
その内乱の真っただ中にあるシリアに入国し、多くの人々から話を聞き、
そのインタビューに基づいて構成された新作戯曲。

取材者たちが話を聞き取ったのは、戦車や銃を目の前にする抗議者たち、
「自由シリア軍」をつくるために脱走した兵士たち、変化を夢見る活動家たち、
さらにバシャー・アサド大統領を敬愛し、彼のいない未来を恐れる市民たち……。

誰もが窒息しそうな圧政と恐怖の環境に身を置きながらも、
必死に生き残ろうともがく、革命の混乱の「生々しい現実」が克明に描き出されていく…

と、少々笑顔でみ続けるのは難しそうなストーリーです。

わたしがこの舞台に目を留めた理由は見出しの一文。
『この国で一番危険な行為は、「自由」という言葉を口にすることだ』

我々の住む日本は、様々な『自由』で溢れています。

言論の自由、宗教や表現の自由。

さらには先日ご紹介した恋愛や結婚だって、自由です。

しかし世界には『自由』を夢に思うことすらない国民がたくさんいるのです。

深く悩む必要はなくとも、頭の片隅で忘れてはならない現実かもしれませんね。

お酒の歴史をたどって見ても、様々な傷跡が見えてくるのです。

以前ご紹介したマルティニーク島もそうですが、今回ご紹介するマリーガラント島のラムも、
追放され流れ着いたユダヤ人のによりもたらされた、さとうきび栽培や、
アフリカ人奴隷によって生み出されたもの。

$bar Algernon Synonym 赤坂見附

ペールラバ ドール ラム。

Takayo Mano

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bar Algernon Synonym / 赤坂見附

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