インセンティブ制度について

2017/08/03

in: Recruit

 

給与制度は、本当に難しいと感じます。

よりよいものを目指して、各種の方法論を取り込んでも、
いつも帯に短し襷に長し。

それでも、その時々の自社のフェーズや
周囲の状況をみながら適正化を図っています。

実際にあたっている業務や求められるスキルからは、
バーテンダーという職の報酬は、まだまだ低水準にあります。

 

私たちは本当に小さな会社ですが、一定以上の店舗展開や
業務拡大をする組織が少ない業界においては、大変僭越だけれども、
自らが、その向上を牽引したいと思っています。

全体水準を引き上げるためには、複数のポイントにわけて
考える必要があるんだけど、今回はそのひとつである、
てっぺんを引き上げていく方法論、
主としてインセンティブ制度に対する私たちの取組みについて、です。

 

弊社では、独立起業支援のひとつとして、パートナー制度を設けています。

初動のリスクヘッジとステップアップの迅速化を目的に、
グループ会社の設立をしていただき、
店舗委託システムを使用してもらう制度です。

最低保証はあるけれど、フルコミッションに近い契約は、
いわゆるインセンティブ制の最たる形であるとも言えます。

制度を既に数年間運用し、パートナーのバーテンダーは、
最大で月収100万円近い実績を出すこともできました。

 

さらに上積みを推進しつつ、上限が引き上がったことからの
波及効果を回収する段階にもあります。

在籍中のバーテンダーには、社内のインセンティブ制度を適用しています。

店舗のマネジメントを担当することで、業績に応じた配分を受ける歩合給と、
前年実績対比からの成長に対する褒賞の2つを充てています。

全体利益の向上が伴わないと、配分枠が拡大されないので、
発生率と配分率が反比例の関係になり、いずれに重きを置くか、
状況に応じた制度変更が必要になります。

 

インセンティブ制度自体は、形は違えど、
弊社が法人成する前後からありました。

長期に渡る従来実績では、最大でも
月収40~50万円程度までの反映になっています。

 

さらに敢えて、今回の主題とは正反対の施策にも取組をはじめました。

インセンティブやそれに類する制度を使わない、
報酬最大化へのチャレンジです。

店舗業績による利益配分でもなく、複数店舗を取りまとめることで、
下層面積を広げてヒエラルキーのてっぺんの位置をあげる
統括ポジションでもない、バーテンダーとしての報酬の最大値を上げること。

もちろん、その報酬に見合う「仕事」が必要になるわけで、
その仕事を創るのが私の仕事です。

この構想は、なかなかにハードルが高くて、非常に面白い。

周囲協力から業界内のマーケティングを重ねて見据えたのは、
月収50万からはじめて、先にその1.5倍程度を目論む。

そんなトップバーテンダーの仕事を創りたいんです。

これまでとは違った発想と着地を思案しています。

社内外問わず、我こそはと思われるバーテンダーには、
ぜひ自分と一緒に、仕事を創造し、体系を構築し、
自らそのポジションに就いて欲しい。

まずは実力実績のあるバーテンダーの皆さんと、
ディスカッションやバズセッションを重ねています。

少しでも興味を持ってもらえたら、小林宛にメッセージください。

よろしくお願いします。

 

Nobuhide Kobayashi

 

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