2008/09/14
第27回目のモルト講座。今週も張り切って参りましょう。
「前回、受けられなかったよ。」という方もご安心を。
講座は、すべてバックナンバー制で、いつでも日曜日でしたら、ご用意ができます。奮ってご参加くださいませ。
さて第27回目、今回のテーマは「樽熟成 バーボン樽編」です。
現在、スコッチの熟成用樽材として最も多く使われているのが、
バーボン樽に使われているホワイトオーク。
アメリカ南部にのみ成育するこの木が樽材になるには100年の時を要します。
バーボンとは、アメリカ南部ケンタッキー州のみで、原料にトウモロコシを主体に
大麦、ライ麦などを使用したウイスキーです。
熟成樽は新樽で内側を焦がしたホワイトオークのみを使い、固有の風味を出しています。
スコッチの熟成にホワイトオークが多く使われる理由として、溶液不浸透性にあります。
緊密な材質がウイスキーの蒸散をおさえるため、長期貯蔵にうってつけなのです。
前回のシェリー樽同様、バーボン樽で寝かせられたスコッチには、
バーボンが染み出て原料の一部になっているといっても過言ではありませんね。
今回は、バーボン樽の特徴のよくでたシングルモルト二種と、バーボンの飲み比べです。
気候の全く違う地域で造られるウイスキー。違いは歴然ですが、この機会に同時に是非。
皆様のご来店お待ちして下ります。
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