2009/06/02
今週はハートブラザーズ社とイアン・マクロード社のチーフタンズシリーズより。
ハートブラザーズ社はインディペンデントボトラーとして1962年に設立され、現在アリスター・ハート氏とドナルド・ハート氏の兄弟により運営されています。
ともにウイスキー業界の重鎮として名を馳せている彼ら、特にアリスターは元々はホワイト&マッカイ社のディレクターおよびチーフブレンダーとして活躍していました。
同社に勤めていた当時、アリスターの下で働いていたのが、現在のホワイト&マッカイの”マスターブレンダー”として活躍中のリチャード・パターソン氏で、彼はアリスターからウイスキーを学んだと言われています。
また偶然ではありますが、アリスターのウイスキーの師はパターソン氏の父であり、アリスターを通じて親から子にウイスキー造りのすべてが引き継がれる事となったわけです。
2本目はイアン・マクロード社のチーフタンズシリーズ、シャトー・ラ・ネルト樽後熟のラフロイグです。
シャトー・ラ・ネルトはローヌ南部のトップ生産者の一。
シャトー・ヌフのマルゴーとの呼び声も。
このシャトーの歴史は極めて古く現在の古城も1760年に創建されたがワイン生産者として文献上確認できる記述が見えるのは1560年の記録でまさしく「教皇様のワイン」として栄華の歴史を辿ったワインです。
そんなシャトー・ラ・ネルトとラフロイグのコンビネーション。
ワクワクしますね。
ハートブラザーズ
ラフロイグ 10年
1997年蒸留
2007年瓶詰
46%
チーフタンズ
ラフロイグ11年
1994年蒸留
2008年瓶詰
54,9%
です。
今週もラフロイグチョコレートと一緒にいかがですか?
今夜も武蔵関でお待ちしております。
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