狼の紋章をもち、角閃石という名のビオワイン/八嶋

2007/09/10

in: Vision
Visionの八嶋です。フランス、ロワール地方ナントの南、セーブル河沿いに
「ミュスカデ・セーヴル・エ・メイヌ」というアペラシオンがあります。
高いところで50mあるかないかというような緩やかな丘がいくつも連なっています。
この地で、1945年からピエール・ランドロンのもと運営されているドメーヌが
「ラ・ルーヴェトリ」です。家族経営のこのドメーヌは約45ヘクタールの
ミュスカデ用に使用できる唯一の品種、「ムロン・ド・ブルゴーニュ」を栽培し、
その土地の特性、テロワールをそのまま表現できるような高品質のワイン造りを
目指し、醸造方法も昔ながらのシュール・リー方式をとっています。

シュー・ル・リーとは、ナント地方の伝統的方式で、「澱の上」という意味で、
その名の如く、透明なワインが澱の上にある状態で静置しておく方法です。
澱引きせずに、貯蔵することで澱や酵母から生成されるアミノ酸などの「旨み成分」を
ワインに与えるためのものなんです。この方法は世界でも多く採用されています。

ムロン・ド・ブルゴーニュという葡萄品種は、原産地がブルゴーニュと言われ、
熟すとメロンのような芳香を発することから、こう呼ばれるといわれます。
ロワールが寒波に見舞われブドウの樹が枯れたときにも生き残り、
以来ロワールに定着したナント地区特有のミュスカデの原料で、他に栽培地も
ないことから、現在はミュスカデ種と呼ばれることが多いんです。

yashima070910

アンフィボリット・ナチュール2005 ミュスカデ セーヴル エ メーヌ
セーブル エ メーヌの地にビオロジー(有機栽培)で作られる畑は17.5ha。
微生物に富み、特に1haあたり6~10tはいると言うミミズが土中に酸素を通し、
土作りをしています。僅か20cm前後の表土の下には角閃石、石英、片麻岩の
岩石層となっています。岩石は風化され土中の水分に溶け出し、岩石層深く
張り出した葡萄の根から吸い上げられ、果実そしてそこから生まれるワインに、
充実したミネラルの味わいを与えています。ランドロン氏が土地の持つ独自で
豊かなミネラル感を表現した自然のままの、補糖ゼロのビオワインです。

アンフィボリットとは「角閃石:かくせんせき」を意味します。
ボトルを飾る紋章は狐ではなく、狼です。ドメーヌの「ルーヴェトリー」が狼狩り
という意味のようで、この地方では昔、狼狩りが盛んだった名残のようです。

そんなワインには、古賀さん特製の・・・

国産牛のタタキ ポリネシアン風
国産牛をタタキにして、自家製のポリネシアンソースに漬け込みました。
抜栓後、時間と共に力強い果実味があらわれてくるミュスカデ種の白ワインと一緒に
ご堪能ください!とのコトです。楽しみですね。。
今夜もvisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

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