2010/05/09
企業という名の組織には、
会社という場所があるコトがほとんど。
皆さんは、自分たちのオフィスの事を、どう思っていますか?
(もっとこういう環境があれば良いのに。)
(ここがこうであれば、もっと仕事がやりやすいのに。)
そんな思いに応えて、オフィス環境の改善を行っているコンサルタントがいます。
家具選びから、レイアウト、LANケーブルの設置、引っ越しの手配まで、
オフィスに関わる全てを網羅し、『儲かるオフィス』を創ってくれる匠の業。
今日は、
宇田川ビジネスミーティング初出演。
空間づくりにおけるプロフェッショナルのお話。。。
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【26】
儲かる応接室をつくろう!
¥10,000からできるオフィス環境改善ミーティング
● ゲスト:松本真二
株式会社アカンプリッシュ
代表取締役
● ライター:4630(ヨンロクサンゼロ)
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企業がオフィスを移転するときに、
『この会社は、儲かっている会社だろうか?』
という疑問が浮き上がったなら、
オフィス環境改善を生業にするアカンプリッシュ松本社長は、
この謎が一瞬で解ける。
答えは割と簡単。
プロの視点・発想の角度がすぐに導き出す。
オフィスを【拡大】するか、【縮小】するか。
拡大するならば儲かっているのだろうし、
縮小するのであれば、経費削減が垣間見える。
オフィスを縮小する企業には、いくつかの共通点があると松本さんは言う。
1.受付、入口が汚い
2.移転時に荷物量を見に行った時、挨拶がない
3.時計の針が合っていない
オフィスを縮小する≒儲かっていない
そう捉えてみたとき、例えば時計が合っていない会社というのは、
「あるべきモノが、そうでなくても良い」という、曖昧な意識が存在しており、
結局は、その小さな事の積み重ねが、縮小の傾向を招いている事が多い。
お客様も出入りするであろう受付や入口にも気を配れない。
お客様に対して挨拶すら出来ない。
当たり前のレベルが低いと、企業×企業間も、結局は人×人であるがゆえに、
そういう目で見られてしまっても、ある種仕方ないのかもしれない。
「オフィスを作業場にしていませんか?」
松本さんは、オフィスは“作業”をする場ではないという。
ビジネスをするうえで、“粗利率”を考えるのはオフィス。
そう考えると、オフィスは『利益創出のエンジン』であると考えられる。
更に言えば、今回のテーマでもある、“応接室”は、
「打合せの場」ではなく、
『自社を知って頂くためのマーケティングの場』/『ファンづくりの場』と言い換える事が出来る。
これらの事を、更に掘り下げていってみたい。
オフィスを改善するときに、「要らないモノ」「無駄なモノ」が出てくると思う。
では、その【無駄】の定義は、一体どこにあるのだろうか。
“松本流”でいうところの【無駄】とは、、、
1.必要定数以上あるもの→1つで良いモノが4つあるなど。在庫管理が出来ていないとも言える
2.6ヵ月以上使用していないもの→それだけの期間使わなければ、その先もほぼ使わない
企業・業種・業態によっては、数年間、保管しておかねばならない書類などもあったりするが、
そういった場合は、出来る限り使わないものを他の場所に移し、オフィスには、
「充分機能」と「必要機能」だけを残すべきである。
そのとき必要なモノだけをオフィスに置く事で、効率の良い仕事をする。
そうすることで、より利益創出のためにオフィスで出来る事を増やせるに至る。
それでは、『応接室を“ファンづくりの場”にする』には、どうしたら良いのだろうか。
以前に、今回のMTG告知として書いた記事に、アンケートを記載していた。
そのアンケートの答えの中に、“ファンづくり”のためのポイントが存在している。
それでは、1つ1つ見ていってみよう。
Q.あなたの会社の応接室・会議室を思い浮かべてみてください。いくつあてはまりますか?
1.応接室・会議室は打合せの場所だ
2.お客様との打合せは、先方に出向くようにしている
3.お客様を応接室・会議室に通したら、出来るだけ待たせない
4.お茶出しは総務か事務の方が担当している
5.テーブルは指紋のつきにくい素材だ
6.テーブルは四角形だ
7.応接室はソファだ
さて。まだアンケートに答えていなかった方も、一度考えてみて頂き、
ここから1問ずつ解説していく。
1.応接室・会議室は打合せの場所だ
⇒A.マーケティングの場所。打合せだけ出来れば良いというわけではなく、
お客様も使う場を、自社を知って頂く“マーケティング”の場として使用すること。
2.お客様との打合せは、先方に出向くようにしている
⇒A.一度でも良いから、来て頂くようにする。来て頂く仕組み、営業のステップづくりをすることが必要。
来て頂いて、お客様に、安心感・親近感を与える。
3.お客様を応接室・会議室に通したら、出来るだけ待たせない
⇒A.あえて1~2分待たせよう。お客様に、自社の応接室を見て頂く時間を意図的につくる。
4.お茶出しは総務か事務の方が担当している
⇒A.営業の方などが担当しよう。無言でお茶を出すのではなく、ちょっとした気遣いが大切。
上司は、一緒に仕事をする仲間として、少しでもお客様との接点を創ってあげる意識で、
部下にお茶出しをさせると良い。
5.テーブルは指紋のつきにくい素材だ
A.あえてガラス製がオススメ。特に男性の職場に勧めている。
ガラス製のテーブルには指紋がつく。つけば拭かねばならない。これにより、
「気遣う意識づけ」「気付く力」を身につける。
6.テーブルは四角形だ
⇒A.丸もオススメ。
中華料理屋にある円卓は、角をたてない文化から生まれたという。円卓には、心の距離を近づける力がある。
人は、隣同士に座った方が心が近づく。テーブルを変えただけで、契約率が1.2~3倍になった企業もあるそう。
7.応接室はソファだ
⇒A.ソファは肉体的な距離が離れ、書類も置きづらい。ソファよりも、チェアーがオススメ。
椅子の種類は好みで大丈夫だが、最近は、『ジェネリック家具』という、特許のきれたデザイナーズ家具で、
安価なものもあるそうなので、デザインを気にする方は要チェック。
【『BtoB』でも、『BtoC』でも、『CtoC』だと思うんです!】
そう熱く語る松本さん。
元々飲食業に携わり、ソムリエ資格も有している松本さんは、
根っからの『おもてなし』精神の持ち主。
そのおもてなしの精神から生まれた、“ファンづくり”の場を創るポイントたち。
1.お客様に足を運んで頂く仕組みづくり
2.ファン化させる仕組みづくり
3.お客様に来て頂いてから、お帰り頂くまでのオペレーションづくり
4.心の距離を縮めるための意図的なレイアウトづくり
これらのポイントを踏まえたうえで、
表題にある『1万円』で出来ることとは??
1.お客様が、“突っ込みたくなる”モノを、あえて応接室におこう!
⇒好きな本や、好きなお酒を置いておく事で、パーソナルな部分を知って頂く。
2.お客様が、“見たくなる”モノをおこう!
⇒お客様を招いた時は、常にお客様から品定めをされている意識を持つ事。
自社の商品や作品集、お客様との写真など、【言わずとも分かるもの】をおいておく。
3.“手に取りたくなる”モノをおこう!
⇒自社のサービス案内やサービス一覧などを、いやらしくないように置いておく。
お客さまが、待っている1~2分でそれを見る事で生まれる、新しいキッカケづくりをしよう。
1万円で出来る事は、やはり限られている。
予算次第で出来る事はもちろん増えてくる。
例えば、、
1.観葉植物を置く(これは必ず必要)
⇒見た目を美しくする効果と共に、枯れさせない手間をかけさせる事で、
社員に対して、“手間をかける”意識づくりが出来る。
※ちなみに枯れにくい観葉植物には、サンセベリア/モンステラ/オキシカルジュームなどがある
更に予算があれば、、
2.家具の一新
⇒あまり高価な家具でなくとも良い。会社は【生き物】だから、家具はステージに合わせて、
また買い換えることが好ましい。
そして、更に予算があるならば、
3.リニューアル!!
そのときは是非、株式会社アカンプリッシュ
まで、お問合わせ頂きたい。
人が訪れる空間というのは、
どんな空間でも、入口があって、出口がある。
入口から入って、出口から出るまでの間には、
様々なドラマがある。
まずは、お客様に、その入口に入って頂くまでの仕組みづくり。
そして、その空間で楽しんで頂けるような“場”の創りこみ。
最後に笑顔でお客様にお帰り頂き、また来て頂けるような出口づくり。
ビジネスパーソンにとってオフィスとは、
飲食店からするところの、“店”そのもの。
【おもてなし】の心を持って、
まずは、1万円から出来る事を。。
松本社長の熱い想いは、
すべての“C”に、真っ直ぐに向かっている。。。
from 4630
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松本さん、
初ゲスト、お疲れ様でした!
非常に勉強になりました!!有難うございます!
まだGW色の残る土曜の夜にお集まり頂きました皆様、
本当に有難うございました!!
次回の宇田川ビジネスミーティングは約一ヵ月後。
『ツイッター、ツイッター』と騒がれているこの世の中で、
あえてツイッターを推奨しない!という、荒くれたMTGです!!
その本質とは・・・??
参加申込受付中!
【27】 6/5
Twitterがブランド価値を下げる!
繋ぐも壊すもつぶやき方ミーティング
● ゲスト:松田佳祐
株式会社グランデコンサルティング
● 参加費:¥4,000
お問合わせは info@atcf.jp
まで!
お楽しみに☆☆☆
次の土曜からはイベントが続きます!
5/15
宇田川 vintage club 1979
→1979年及び1979年度生まれの方の交流会です。
メインタイム:19:00~21:00(軽食2000+ドリンク代別途)
21時以降、通常営業及び引き続き交流会
5/22
宇田川 olim 白門会
→中央大学出身者を集めた交流会初開催です。学部、卒業年度不問。
メインタイム:19:00~21:00(軽食2000+ドリンク代別途)
21時以降、通常営業及び引き続き交流会
5/29
宇田川 vintage club 1977
→1977年及び1977年度生まれの方の交流会です。
メインタイム:19:00~21:00(軽食2000+ドリンク代別途)
21時以降、通常営業及び引き続き交流会
該当者の皆様、是非ご一報くださいませ!!