2015/07/13
蒸留所シリーズ16回目はカードゥ蒸留所です!
カードゥはスペイ川中流のマノックヒルの丘に建つ蒸留所で、
1811年に創業者のジョン・カミングが妻のヘレンと
農業のかたわら、密造酒としてウイスキーづくりを始めました。
1811年~1824年までに夫であるカミングは
3度も密造容疑で検挙されており、
その年の1824年から政府公認蒸留として再スタート。
その後、ウイスキー産業の女王と呼ばれたカミングの息子の妻
エリザベスがカードゥの名声を高め、不動の地位を確立させました。
1893年にジョン・ウォーカー&サンズ社が蒸留所を買収し、
以来ジョニーウォーカーのキーモルトとして
今なお続いているカードゥ。
総生産量の30%がシングルモルト用。
さらのそのシングルモルトの7割以上が
スペインに向けて出荷されているということで、
日本ではなかなか手に入りにくいそう。
カードゥは飲んだ経験がなくても、
ジョニーウォーカーは飲んだことがあるという方は多いはず。
是非、メイン原酒であるカードゥを一度お試しください。
Yutaro Hirokawa