スパークリングワインの違い / 下北沢 Fairground

2018/02/14

こんにちは、最近休みの日に出掛けると
どこでもワインを飲んでる青山です。

もはや依存の一歩手前。

今回はスパークリングワインのお話を。

スパークリングワインといえば誰もが
フランスのシャンパンを真っ先に浮かべるかと。

もちろんシャンパーニュ以外にもスペインのカヴァ、
イタリアのスプマンテ、ドイツのシャウムヴァインとゼクトなどなど
世界中に固有名詞をもったスパークリングワインがございます。

そもそもシャンパーニュは何なのか。

最も重要で大きな定義としては、
フランスのシャンパーニュ地方で作られていること。

定められた葡萄品種を使うこと。

瓶内でワインの二次発酵を行うこと。

その他にも村の格付や生産地区、搾汁率など細かな決まりもあります。

シャンパーニュ地方以外のスパークリングワインは
シャンパンを名乗れません。

よってフランス国内のスパークリングは
クレマンやヴァン・ムスーと呼ばれております。

ちなみにシャンパンはミ○キーマウス並みに
その名称にこだわっているので絶対に、その他の産地で
勝手にシャンパーニュを名乗らせないようにしてるとか。

こういったルールがそれぞれの国、産地毎に決められておりますので
全てのスパークリングがシャンパンやカヴァでなく、
あくまでそれらはスパークリングワインという大きなカテゴリーの一つ。

それぞれ製造方法や葡萄品種、
テロワールも違うものなので味わいも変わってきます。

スパークリングワインはワインを作っている国のほぼ全てで、
量は多かれ少なかれ作られております。

もちろん例外もございます。

その中でも最近個人的に注目しているのは
イングランドのスパークリングワインです。

そもそもイングリッシュワインが知られるようになったのは
1985年以降の最近の事ですが、歴史は深く最古の記録だと
西暦1000年後半にはワインが造られていたそうです。

ですが1500年台に宗教改革で、ワインを造っていた聖職者達が
追い出された事でイングランドのワイン造りはほぼ壊滅しました。

その後ワイナリーが復活したのは1950年台になってから。

そして1997年のお酒のアワードでイングランドのスパークリングが
金賞を受賞したことで一気に評価は上がり、
商業規模の生産者も増えていきます。

その背景には技術の向上はもちろん、温暖化による
僅かな気候変動がより良い葡萄栽培地を造り上げた事実があると
生産者の方からお伺いしました。

その他の産地に負けないイングリッシュワイン、
どこかで見掛けたら是非お召し上がりになって見てください。

きっとファンになります。

 

 

写真はボルニーというイングランドで1900年半ばから
本格的にワインを造っている造り手。

生チョコがよく合う。

近所のバーにわがままを言って無理矢理入れてもらいました。

 

Whisky & Cigar bar Fairground

小田急電鉄・京王電鉄 下北沢駅南口より徒歩3分。

〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-3-12 友和ビル BIF
Tel:03-3411-2739

築地すし好の地下一階。

 

Kenta Aoyama

 

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