ペトルチアーニ / 赤坂見附 Algernon Synonym

2013/09/03

まだまだ数は多く無いのですが、BGMの中でわたしの好きな一枚。

michel PETRUCCIANI 『play ground』

比較的早い時間から流しています。

この方をご存知の方も多いのでは?

始めて聞いたわたしも、この人の作り出す強い音に惹かれましたねー。
キースジャレットと比較される事も多いそう。

今日は情熱のピアニスト、ペトルチアーニについて。

ペトルチアーニは、遺伝的原因から、生まれつき骨形成不全症という障害を背負っていました。

この障害のため、彼の身長は成長期になっても1メートルほどにしか伸びず、
骨はもろく、またしばしば肺疾患に苦しめられました。

同年代の少年が熱中するようなスポーツに加わることはできず、
ペトルチアーニの関心はもっぱら音楽に向けられるようになったそう。

いつしか、ピアニストになりたいと願うようになったペトルチアーニは、
クラシック・ピアノを習い始め、何年も練習を続けたが、
その一方でジャズから心が離れることはなかったといいます。

13歳で最初のコンサートを迎え、18歳の時に初めてトリオを組んだのだそう。

彼の骨は非常にもろかったので、演奏席までは他人に運んでもらわねばならない、
ペダルに足が届かないためペダル踏み機を使わねばならないというリスク高い状況の中、
腕は標準的なサイズであったことで、鍵盤を弾くことができたといいます。

まさに運命。ピアノを弾くために生を受けたと言っても過言ではありませんね。

さらに彼の凄さは、ひたすらに人生を楽しんだ、ということです。

生涯を通じて女性に愛されたペトルチアーニ。モテモテでした。
そして、2度結婚、子供も授かったといいます。

多くの人は毎日不満ばかりを呟きますが、
『何が不満なんだ?俺をみろ!俺は大丈夫だ!俺は楽しい!』と毎日のように言った、彼。

彼にとっての一秒は、我々の一秒と何か価値が違っていたのでしょうか?

一秒は一秒です。価値も一秒分しかありません。

その一秒の価値を感じられるのは他でもなく自分ひとり。

本当に、一秒を楽しみ切ったのは、五体満足な人よりも、ペトルチアーニだったと思うんです。

36歳でこの世を去るまで、時間を楽しみきった彼以上の時間を持つ我々は、
彼以上に楽しみ、時間を全うすることができるのでしょうか?

本来、しなければいけないことですよね。

考えさせられました。今、わたしはやりきっているのかな?と。

やりきりたいですね。

こうして彼が亡くなって時間を経た今、こうして彼の音楽と出会えたことが本当にありがたいです。

それこそが、歴史に残る彼の生涯全力疾走の証ですね!

やる気が出てきました。いや、元々やる気はあるのですが…

俄然頑張れそうですね。

舞台は違えど、わたしの舞台はカウンター。

最高のパフォーマンスをせねば、できるようにならねばです。

未熟なわたしに叱咤激励お待ちしております。笑

フランスの彼の音楽を聞きながら、フランスのお酒はいかがですか?

$bar Algernon Synonym 赤坂見附

ラニョー・サボラン No.35

Takayo Mano

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