2013/09/06
マルティニークってどこ?寧ろ何?
という方もいらっしゃるのでは?
私もバーテンダーになる前は知りませんでした。
マルティニーク島。ラムの世界有数の産地として有名です。
マルティニーク島の語源は島に住んでいた、カリブ族の言葉で、
マディニーナ(Madinina)『花の島』いう言葉。
マルティニーク島が世の知られるようになったのは、
1502年、コロンブスによって発見されてからです。
コロンブスはマルティニークを見て、『世界で最も美しい場所』と言ったのだそう。
コロンブスの目に映ったかつてのマルティニーク島を見てみたいですね(^^)
1635年、イギリス、続いてフランスが入植。
三角貿易によってアフリカ系黒人が奴隷としてたくさん連れてこられます。
そして1658年、フランス人による虐殺。
もともと現地にいた島民のすべてが殺されるという悲劇が巻き起こりました。
その後、イギリス、フランスまたイギリスとたびたび支配が変わり、
現在、フランスの海外県となっています。
美しい島を舞台に、壮絶な争いの歴史を持つマルティニーク島。
現地の人々、黒人奴隷、多くの血が流れた歴史なのです。
この島出身の人物と言えば、フランス皇帝ナポレオンの妻、ジョセフィーヌ。
彼女は素晴らしい美貌の持ち主で、多くの男性を虜にしてナポレオンを頻繁に悩ませたそうです。
彼女が落ち着いた性格だったら、ナポレオンはもっと違った人物だったのかもしれませんね。
だとすれば、ヨーロッパでの戦争もなかったかもしれない…なんて考えてしまいますね(´・_・`)
美しい島での惨劇や、美しいがゆえに巻き起こった争い。
美しさは罪…ということでしょうか?
綺麗なものには、トゲがあるものです。
という訳で、マルティニーク島のラムをご紹介。
トロワ・リビエール
シングルエステートシリーズ。
写真はオーマンと呼ばれるテロワール。
テロワールによって出来るサトウキビの味わいも異なります。
オーマンは果樹園に囲まれたテロワール。味わいもフルーティ。
Takayo Mano
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