女形 / 赤坂見附 Algernon Syn.

2013/11/18

眞野貴代、女子力向上化計画の一環として、先日の日曜日に買い物へいってきました!

目的は女性らしい装いの代名詞的な存在「スカート」の購入。

以前ひとりで買い物に繰り出した時にはあえなく失敗におわり・・・
スカートという未知の領域に達することはできませんでした。。笑

生まれてこの方、学校の制服や結婚式以外でスカートを着用した経験が
ほとんどと言ってよいほどありません。。

自分では選べませんでした。。着こなし方の正解がわからず、その日は断念。。

そしてリベンジするにあたり、コーディネート担当をつけていざ渋谷!笑

・・・またしても、失敗。笑

結局ショートパンツを買うにとどまりました。スカートって本当むずかしい。笑
似合う気がしないんですよね。。

次回リベンジでは必ず自分に似合うスカートを発掘します!

しかし、一緒に買い物に付き合ってくれた人が最後に残していった言葉。

「眞野ちゃんはスカートがどうこうではなくて、
 中身が男の子っぽいからだよ。女性らしさは中身だよ」

・・・というもっともすぎて悲しくなるセリフでした。

確かに、「お華やりなよ」とか「立ち振る舞いが男性だよね」とか
「もう立ち方が男性的」などなど・・・
やはり格好以前の問題として中身やしぐさが課題のようです。

そしてそんな意見の中に「歌舞伎の女形の人をみると勉強になるよ」
というアドバイスを頂きました。

女形・・・「女性の形(なり)をした、女性ではないもの」。
つまり女性役を演じる男性というわけです。

女の私が男性に女性らしさを学ぶのか・・・!
と、最初は少し違和感を覚えましたが、見てみて納得。まさに女性らしい動き・所作でした。

確かに、男性が女性らしく見られるには、
女性以上に女性らしいしぐさを学ばなければいけませんもんね。
特に手と首の動き、目線、表情はまさに女性そのもの。とっても勉強になりました。

そもそも、なんで女形という役柄が登場したのでしょうか?
女性の役を男性が無理に演じるよりも、女性が舞台に立ったほうが、自然ですよね。

実は、歌舞伎の女形は、政治の圧力によって誕生したのです。
歌舞伎以前の能や狂言といった芸能でも、男性俳優が女性を演じていたのです。

その場合は恐らく宗教的な意味合いが含まれているようですが、
その流れを引き継いで歌舞伎でも男性俳優が女性を演じているのかといいますと、
実はそうではないようです。

歌舞伎は慶長8年、出雲のお国と呼ばれる女性が踊った
「かぶき踊り」から発したといわれています。

創成期の歌舞伎は女優参加で始まりました。本当の歌舞伎は、女性も参加するはずだったのです。

それが寛永6年、幕府の弾圧によって女優参加が禁止され、
「若衆歌舞伎」へ、更には「野郎歌舞伎」へと変化していったようです。

そのことがきっかけで写実を目指した理想像は頓挫したのです。
このことを「歌舞伎の一回目の死」と呼んでいます。

ちなみに「歌舞伎の二回目の死」は、明治36年の九代目団十郎の死。
このため、「歌舞伎は二度死んだ」といわれていますね。

本質を奪われた、というネガティブな思想のある歌舞伎の女形は、
宝塚の男役や、狂言の女役とは全く異なっているのです。

それでも女形が居なければ舞台は成り立たないので、女形の努力があったのです。
身振り手振りを工夫して「しな」を作ってみたり、内股で歩いてみたり・・・。
女性を研究する男性は本当に大変だったと思うんです。

歌舞伎の目指すところはあくまで「写実」。
それに近づくためには女形の努力が必須だったわけですね。

というわけで、私も見習うことにします!
バーテンダーの所作は、やはり見られるものですからね。
女性らしい、繊細な動きを目指します。今日から研究してみますね。

さて、今日はお酒じゃなくてちょっと高級なりんごジュース。

$bar Algernon Synonym 赤坂見附

デュポン スパークリング アップルジュース

カルヴァドスの名門デュポン家のジュース。

砂糖や添加物などを一切含まない、上品な味わいです。女性にオススメ。

Takayo Mano

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