女性バーテンダーが働く環境づくりについて

2017/05/29

in: Recruit

 

「日本で一番バーテンダーが働きたい会社を創る」
プロジェクトの一環として、女性バーテンダーが働くための
環境づくりについて取り組みをしてきましたが、感覚的な進捗率は50%。

停滞感もあって、2017年下半期より、
改めて積極推進の方針を打ち出すことにしました。

何をもって滞っていると判断したかと言えば、
開始時の弊社所属(通常雇用以外含む)バーテンダーで
女性の占める割合は2割弱。

そこから、2017年5月現在どうなっているかというと、
女性比率は22%、31名中7名。

当時とほぼ変わってません。

もちろん、単純に比率が増えれば、それが結果というわけではないけれど、
組織内で対象割合が増えれば、各種施策はより促進され、
その結果、さらに割合増に至るのが当然の流れであって、
それができていない以上、停滞フェーズです。

 

取組み開始時、在籍女性が少ないため、
同業他店舗で活躍する女性バーテンダーの皆さんにも協力をいただき、
インタビューやランチミーティングを繰り返し開催して意見を集めました。

そこでもらった結果を要約すると、女性バーテンダーが抱えやすい課題は
「勤務時間や休日といった基本的労務環境に対する適応」、
「バーテンダーという職業に対する周囲の誤解や理解不足」、
「将来、結婚や出産等でライフスタイルが変化した際の不安」の3点であり、
そして別の視点から最重要と思われたのが、
現職の女性バーテンダーは「女性だから」という理由で
何かができないと思われることに対し、
強い抵抗感を持っているということでした。

そこで私たちは、女性だけの特別なルールや待遇を用意するのではなく、
女性の発想を活かして出てきた試案の中で、
あえて「全体」に適用できるものを積極的に採用、
環境創りをする方針を取りました。

短時労働や休日増、固定ではない休日の希望取得への移行は、
既にプロジェクトの大柱として推進されていましたし、
バーテンダー職にまつわる周囲の誤解、理解不足の解消については、
最も身近な家族の職場に招待する制度の導入等からはじめました。

 

キャリア構築や将来設計については、
まずは私自身がバーテンダーのキャリアアドバイザーという
職務に就くことを明確化し、そこに充てる時間を倍増。

さらに自社でロールモデルをつくるためにも、
経験のある女性バーテンダーの起業を促進、
弊社とパートナーシップ契約を結び、
オーナーバーテンダーとして活躍していただくケースも実現しました。

 

目指す結果に至っていないのは、選んでいる道が間違っているのではなく、
推進力の弱さだと感じています。

何より私の認識が甘かった、中途半端だったということです。

雇用機会均等の観点からも個別の採用判断は別の話ですが、
私たちは、ひとつの数値目標として、
女性バーテンダーの在籍比40%を掲げ、
これを達成することができる「環境」づくりを再始動します。

 

Nobuhide Kobayashi

 

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