2013/09/12
世の中にある数々の言葉。
皆さんその語源をご存知でしょうか?
今日ご紹介するのは、『撫仔』について。
オリンピック招致決定で沸く日本スポーツ界の中でも大注目のスポーツ、女子サッカー。
チーム名は皆さんご存知『撫仔ジャパン』ですよね。
普段、日本の女性の淑やかな部分を象徴する言葉に用いられ、
何気なく、ごく当たり前に耳覚えある言葉です。
2011年流行語大賞にも選ばれていますね。
じゃあこの『撫仔』って、どんな言葉なのでしょう。
実は、日本最古の文献、古事記にて生まれた言葉なのです。
意味は『撫でる』『仔』で、文字通り撫でるように可愛がられた特別な女の子なのですが…
語源遺産が島根にあるのです。
出雲大社と並んで縁結びの神様として知られる、八重垣神社がそれなのです。
以前、氷川神社祭りのブログでご紹介した素戔嗚尊(スサノオノミコト)も、関わりがあります。
素戔嗚尊も縁結びの神様でしたね。
実は、その素戔嗚尊がヤマタノオロチを倒すには理由がありました。
素戔嗚尊がある村を訪れた時、二人の老夫婦が嘆き悲しんでいました。
尋ねると、7人の愛娘のうちの6人はヤマタノオロチの生贄に差し出し殺されてしまい、
次は7人目の大切な娘を差し出さねばならない。
と言ったのだそう。
哀れに思った素戔嗚尊は、ヤマタノオロチの退治を申し出ました。
しかもちゃっかり、倒したらその娘を嫁にくれ、とも。笑
そしてヤマタノオロチを倒した素戔嗚尊は、その娘を嫁にもらい、
現在の八重垣神社の辺りで新婚生活を送ったと。
その娘こそ、奇稲田姫。クシナダ姫なのです。
撫仔とは、奇稲田姫のことだったんです。
その後、撫仔は日本の女性を象徴する花の名前となりましたが、
加羅の国から似た花がやってきた為、
加羅撫仔と皆さんご存知大和撫仔に区別されたのだそう。
あまり知られていない、様々な言葉の語源。
ちょこっと調べると、面白い歴史のあるものも、もしかしたらもっとあるかもしれませんね(^^)
では、オススメのお酒を。
実は、私も今女性らしくしなさいと日々叱られているので…
今日はあからさまに女性らしいボトルを。
スリーリバース オーヘントッシャン20y
挑戦的で魅惑のラベルが目印。
Takayo Mano
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