2009/09/01
「フラストレーション・トレランス」
この言葉をご存知でしょうか?
心理学者、ローゼンツヴァイクが提唱した概念です。
訳すると、「欲求不満耐性」です。
『欲求不満の状態に陥ったとき、
攻撃的反応(例・ケンカ、八つ当たり等)、
退行的反応(例・ダダをこねる、ワガママを言う等)、
固着的反応(例・ストーカー等)、
といった不適切な行動をとることなく、
その状態に耐え、我慢して、待つことができる人がいます。
このような欲求不満に耐えうる能力あるいは乗り越える能力のことを、
欲求不満耐性(フラストレーショントレランス)といいます。
「欲求不満耐性」は、人に生まれつき備わっているものではなく、
幼児期からの生活の中で、周りから愛されて肯定的な自己イメージをもち、
適度な欲求の充足と阻止を体験することと、
周囲の人間がフラストレーション状況における適切なモデルとなることによって形成されるといわれています』
自分に足りないもの・・・・・・
これだ!
そう思いました。
「自分の欲望に素直になるのはイイこと」
誰かが言っていた気がしましたが、
「自分のココロの声に素直になること」と、
「自分の欲望をコントロールできないこと」と、
大きく違いますよね。。
私は甘やかされ育ってきました。
ちょっぴりカラダが弱く人見知りだった私を、
母は「かわいそう」 と思っていたらしく、
ゲームをしても「わざと負けてあげたり」していたそうです。
やりたいことを何でも叶えてもらってきた気がします。
どんなワカガマも通った幼少期を、
「愛されてるんだ」という思いと「何か違うかも」という思いがありました。
そのしわよせが大人になった今きてるので、ちょっぴり大変です。
常識や状況は理解しつつも、
「欲求が阻止されるはずがない」って
どこか思っちゃってる自分もいるような。。。
文字にすると客観化されますね。
いま自分で書いていて「なにこのワガママな人」ってムカムカしてきました。。。
犬のしつけも、生後行わないとダメと聞きます。
赤ちゃんのとき、甘やかされ許されて育ってきて、
オトナになって、「しつけさせよう」
とすると、
それは犬にとって計り知れないストレスになるそうです。
幸い、私は人間でよかったです・・・。
そして『克服マニア』で良かったです(先週のブログ参照)。。
やはり、しつけって大事なんですね。
私も子供ができた日には、
これを踏まえて育てよう。
そう思うのでした。
・・・・なんでvinsantoのブログで自分を振り返ってしまったのかと言いますと、、、
ベルギービールの『デリリウム・トレメンス』について書こうかなと考えていたところ、
デリリウムトレメンス、トランス、トレランス、、、
フラストレーション・トレランスを思いだしてしまったのです。。。
つい、欲求を抑えきれず書いてしまいました☆
肝心の『デリリウム・トレメンス』については、
ご興味ありましたらぜひお店で・・・!
(藤田店長からの突っ込みが聞こえてくる気がしますが、、、
多分、空耳だと思います♪)