2010/08/02
『結婚式が決まりました。是非ご出席のほど、よろしくお願い致します。』
大人になるにつれて、このような案内が届く事が多くなりました。
婚約、結婚。
とても幸せな事です。
晴れの善き日に、大切な人を祝うために、
どうしたら、自分の想いを新婚夫婦にうまく伝えられるかなと、
色々考えてみると、
式に出る人であれば、誰でも使う『ご祝儀袋』を、
市販のモノではなく、自分だけのモノで渡せば、
心からの『おめでとう』を、上手く表現出来るのではないだろうか??
そんな発想から、今回、人気講師・書家「小原実香」先生にお願いした宇田川ビジネスミーティング。
例によって、他の回と異なり、写真中心に現場レポートをお送りします!!
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【31】 7/31
コンビニで買うのはやめなさい!自分だけのオリジナル祝儀袋、書き方ミーティング
● ゲスト:小原実香
書家
● ライター:4630
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『今日は、祝儀袋を最初から最後まで創っていきます。まず、少しクイズを出してみます。』
と、緩やかなアイスブレイクから入った宇田川ビジネスミーティング【書】の回。今回で3回目。
小原先生の現場の流れの創り方には、独特の魅力があり、積極的にその空気感に吸い込まれる。
【クイズ!mika obara ○ or ×】
1.お祝いの“のし袋”は、厚手の和紙一枚で作ってあるものが正式である。
2.水引は、こより5本をひと束にまとめて1本として使われ、
結婚の場合は「夫婦水引」といい、それが2本使われるものが昔からのシキタリである。
3.水引は「左濃右薄」とし、紅白なら紅が左、白が右にくるようにおいてから結ぶ。
さぁ。お分かりになられた方はいるだろうか?
答えは全て『×』
ちなみに解説を入れていくと、、、
1.お祝いの“のし袋”は、厚手の和紙一枚で作ってあるものが正式である。
⇒和紙“二枚”以上で作る。和紙は奉書紙が正式だそう。
2.水引は、こより5本をひと束にまとめて1本として使われ、
結婚の場合は「夫婦水引」といい、それが2本使われるものが昔からのシキタリである。
⇒“割れない数”が縁起が良いとされ、5本ひと束そのままか、ふた束にして1本抜き、9本にするのが良い。
3.水引は「左濃右薄」とし、紅白なら紅が左、白が右にくるようにおいてから結ぶ。
⇒“右濃左薄”が正しい。金と銀なら、金が右。
和の伝統には、全て深い理由がある。
和の匠から教わる事は多い。
『心を込めて、心を贈る。それでは、1から手作りして、最後持ち帰りましょう。』
という事で、ご祝儀袋メイキングスタート!!
最初は名前の練習から。。
自分の名前の真ん中に縦線一本。
次に、漢字で一番左に出ているラインと、一番右に出ているラインを引き、川の字の中に自分の名前がある状態に。
そこからバランスを見て、書をデザインしていく。
祝儀袋に書く文字は、「楷書」か、「ちょっと崩した行書」が正式。
厳かな気持ちで書きましょう。by小原先生。
名前の次は『御祝』や『寿』、そして住所や金額などの練習。
この練習の時間、定番となって参りました、沈黙タイム!(笑)
全員、本気と書いてマジで取り組む姿は、学生時代以上の真剣さ。
練習の間に、小原先生が名前の添削。
オリジナル祝儀袋にかかせない署名を、カッコよくデザイン出来たらお洒落に見える。
小原先生は毎回、ひとりひとり丁寧に指導をして下さる。
短い時間でここまで学べるのは、忙しいビジネスパーソンにピッタリかもしれない。
練習の次は本番。
いよいよ祝儀袋を創ってみることに。
お手本を見て、袋の作り方を学ぶ。
一見簡単そうだが、やってみると意外に難しい。
でも、そこはまた丁寧に指導を受ける。
短冊に、『御祝』または『寿』の文字をと、自分の名前を書いてみる。
細い短冊に書くには、バランスが重要。
先生が『御祝』の『御』の手本を教えてくれる。
書き順1つとっても、プロのやり方は的確だ。
和紙が配られ、だんだんと完成に近づく。
参加者の皆さんが一番苦労されたのが、水引の結び方。
そこも先生がしっかりとフォロー。
出来た方同士が教え合う温かい光景もあり、一体感のあるミーティングはさすが小原先生の回。
出来上がりに“のし袋”をつけ完成!!
ちなみに最後は、olimオーナー新田さんのモノ
だと、
こんな感じ。
短い時間で字が上手くなったと、新田さんも素敵な笑顔。
ちなみに“のし袋”はのしを右につける。
「のしあわび」と言って、昔は魚が御祝の印だった事に由来しているそう。
名前はフルネームで書き、中に入れる紙には住所と名前を記載する。
伝統的なモノに沿う形を自然と取れると、一目おかれる事間違いなさそうだ。
今回使った素材は、和紙屋さんで1セット200円前後で揃うそう。
上包み×2
中包み×1
短冊×1
水引×1
のし×1
手間はかかるが、それだけ相手に想いが伝わる事は一目瞭然。
是非一度、試してみてはいかがだろうか??
from 4630
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今回も臨場感満載でお届けした“書”のミーティング。
パソコンや携帯が普及し、文字を書く機会も減った時代に、
文字を“書く”事からやってみたい方は、是非小原先生のご指導を受けてみて下さい!
小原先生、今回も非常に有意義な時間、有難うございました!
土曜の夜に学びを大切にして下さった参加者の皆さま、本当に有難うござました!!
さて!!次回の宇田川ビジネスミーティングは、
会議を行いながら、会議をもっと良くしたい会社にお勤めの方や、そんな会社を経営されている方必見!!
何かに迷っているなら確実にご参加頂きたい、この方のイベントになります!!
是非ご一報を!!
ubm32●8/14(土)
19:00開場/19:15開始~、20:00~参加者交流会
【強い会議をつくろう!
成果が出るファシリテーションの実例&考察ミーティング】
講師:斉藤日登美
クオリティタイムコーポレーション
代表 エグゼクティブコーチ
参加費:会員¥3,000/一般¥4,000
弊社の社内会議も、ここからヒントを得て改善しました。
会議に出席する機会のある方全員に、すぐに効果が表れます!!
ご興味ある方は、info@atcf.jp
までお問合わせ下さい!!
※交流会写真