2020/09/15
今月もワインやウィスキーなど新入荷商品が入ってきております。
今回はその中でもウィスキーをご紹介、数々ある銘柄から特に厳選して入荷したモルトをまとめております。
タムデュー蒸留所は1897年に設立されました。設立当初からスペインから高品質のシェリー樽を調達してシェリー樽100%熟成を行い、設備の近代化と生産能力の増強を図りながら、1970年代のウイスキーブームに乗じて生産量を増大させましたが、残念ながら2010年には蒸留所が閉鎖されてしまいました。そして2012年に現オーナーであるイアンマクラウド社が買収し、タムデュー蒸留所の設立当初からのポリシーとレガシーをそのまま引き継ぎ、最高のウイスキーを造るべく生産を再開。
もちろん高品質のシェリー樽100%熟成という伝統を守りながら、100年以上経った今も同じ製法で最高のスペイサイドモルトをリリースしています。
フラッグシップのこちら12年はリッチで魅惑的な香り、温かいオレンジのスイーツ、フレッシュで甘いオークとレーズンにかすかなミント。
味はバナナ、ベリー系ジャム、モルトビスケットにクラシックなシェリー樽の深み。
フィニッシュは心地良いほど長くてバランスがとれ、最後に微かなピートスモークを感じます。
漢字のラベルで一際目を引くボトルのこちら、燻酒は和風なルックスですがアイラ島のスコッチウィスキーです。
日本人にもっとも馴染みのある飲み方がハイボールだとしたら、そのためのウイスキーは何があるだろう。
という疑問にアイラ・ハイボールという解答を出すべく生み出されたウィスキーがこちらの燻酒。
何よりも香りが重要と考え、アイラ産のシングルモルトウイスキーを厳選。
キリリとした飲み口にこだわって、アルコール度数50度でボトリング。
薫る故に「燻」酒でこのスモーキー・フレーバーに病み付きになる人も多くクセになる、個性を愛する尖ったハイボーラーのためのウイスキーとも言えるでしょう。
色は淡いレモン色。
潮の香り、ヨード香、強烈な薫香を感じる。
フルボディで甘口、オイリー。
スモーキーで力強く炭酸を入れる事でより香りに煙臭さが増す。
清涼感と樽香を楽しむ事が出来るまさにハイボールの為のウィスキー。
人気のボトラーズ会社・スリーリバースからザ・バニラシリーズの第二段がリリースされました。
このザ・バニラはウイスキーをテイスティングして感じたその味の特徴であるバニラやソフトクリームをイメージしてシリーズ名及びラベルデザインを考えたというユニークなシリーズ。
同社のシリーズ「ザ・パフューム」や「ザ・ソープ」がウイスキーの香りの要素のひとつである香水や石鹸の香り及びテイストから名付けたシリーズであるように、今回のグレンマレイ 2007もクリームやバニラの香りや味がしっかり感じられます。
ウイスキーの熟成において、このクリームやバニラの要素が典型的に表れているモルトとしてこのグレンマレイの樽が選ばれたんだそう。
ラベルデザインはシリーズ名をそのまま表し、第一弾と同様のタッチでソフトクリームを舐める魅惑的な女性が描かれております。他のモルトと同じ大麦と水を原料に、同じ製法で作られるウイスキーがどうしてこんな特異な個性を生み出すのか、そんなウイスキーの神秘に思いをはせながら飲んでみたい1本。
香りはクリーミーで濃厚なバニラ、アーモンド、杏仁、優しいフロ ーラル、味はフローラルな甘みからバニラ、杏仁、ナッツの中身、モルト、フィニッシュはホ ットで強めのクローブ、茶葉の心地よい渋み。
当店ヴィンサントではお馴染みの、スコッチモルトウィスキーソサエティから新入荷です。
蒸留所のナンバーは53番、人気の高いアイラ島のあそこです。
こちらのボトルのタイトルは、【Heat.sweet and plenty of peat!】で邦題は、暑くて甘くたっぷりのピート!
ポエミーで味の想像がつきにくいことが多いタイトルの中で今回は珍しくストレートで非常に分かりやすいタイトルですね。
アイラモルトの最大の特徴であるスモーキーさが前面に出ており、タイトル通りの暑くて甘くたっぷりのピート。塩水付けのスモークしたレモンジャムの中に甘さがあったりと味わいの変化に驚きますが甘いピートが味覚を満足させてくれる1本。
Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Private room 恵比寿
03-3464-4641
Google Map 渋谷区恵比寿西2-1-7
Facebook