ロックランザ蒸留所 アラン 2015 8年 スコッチモルトウイスキーソサエティ SMWS121.107 / 中野 Whisky Burgers

アラン 2015 8年 SMWS121.107

会員制のウイスキークラブなるものが世界には存在します。
スコッチのシングルモルトを中心に独自にボトリングし、蒸留所は名称ではなくコードで記されるという何とも男心くすぐられる秘密結社感。
極秘ルート、ではないですがスペシャルな1本を入手したため当ブログをご覧の皆様に特別にご紹介。

 

Arran 2015 8y SMWS121.107
アラン 2015 8年 SMWS121.107 綺麗な花が咲き乱れそこに戯れる鳥達が訪れる

スコッチモルトウイスキーソサエティ(The Scotch Malt Whisky Society:以下SMWS) は1983年にエディンバラにて設立された世界初のウイスキークラブ。
スコッチのシングルモルトウイスキーを中心に、世界の銘酒も含め独自のルートでボトリング。
先入観を持たずにウイスキーそのものを楽しんでほしいとの思いから、蒸留所名は明記せず割り振られたコードと独特なタイトルのみが付けられます。
創設者が数人の同志と共にウイスキーの樽を購入し、分け合って楽しんだことがはじまりとされており、現在でもSMWSのボトルは基本的にシングルカスクとカスクストレングス。
厳選されたひとつの樽から、加水の施されていないありのままのウイスキーを楽しむのが醍醐味。

今回ご紹介のボトルは、京都のBar K6をはじめとしたBARを経営されている西田稔氏が蒸留所現地にて自ら樽をセレクトした限定品。
西田氏のBAR創業30周年(2024年時点)を記念し、続いて2025年に30周年を迎えるアランが選ばれたとか。
便乗すると弊社も2025年で30周年、ありがとうございます。

閑話休題。アランはオフィシャル以外のリリースが少なく、気になる方も多いのではないでしょうか。
若い熟成年数ではありますが、島で生まれたアランらしい一本。タイトルは「綺麗な花が咲き乱れそこに戯れる鳥達が訪れる」

トップノートは潮風、シュガーバターを塗ったトースト。口に含むと蜂蜜や塩キャラメルからあたたかい木のアロマ、後から小さな花のニュアンスが上品に広がります。そして長く綺麗に伸びる余韻。

御託は並べましたがSMWSの理念の通り、先入観に囚われず自分の鼻や舌で楽しむのが一番。
何はともあれお試しくださいませ。

 

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