ベルギービール フルボディが特徴のオススメ5本 / 目黒リパブリック

2022/09/07

ベルギービール

ビールの味わいはその色合いによって分類されることも多く、淡い色合いのものほどスッキリ&フルーティー、濃い色合いのものほど濃い&リッチな味わいに。
チョコレートやドライフルーツに例えられるアロマを持つ濃色ビールは、涼しくなってきた今の季節にじっくりと飲みたいビール。
今回は、ハーブやスパイスを使用するベルギービールならではのフルボディのビールをご紹介いたします。

 

 

Delirium Nocturnum
デリリウム ノクトルム

デリリウム ノクトルム

9.0% ストロングエール

1654年からビール作りを行っていた、”アップルホック醸造所”が1938年に名前を変え、現在は30以上の銘柄を醸造するベルギーを代表する巨大醸造所となった、ヒューグ醸造所。

日本でも有名な”デリリウム トレメンス”は、同醸造所より1989年から販売され、その醸造10周年を記念して1999年から”デリリウム ノクトルム”が販売されています。
「ノクトルム」はラテン語で「夜」を意味し、名前の通り赤みがかったダークブラウンの色合いが夜を思わせる、「白昼夢」を意味するトレメンスと対をなすビールです。
シンボルのピンクの象をあしらったラベルデザインはそのままに、紺色をベースに落ち着いたトーンの色合いのボトル。

アルコール度数は8-9%のダーク・ストロングエールで、レーズンやカラメル、シナモン、バニラの甘みのあるフルーティーな香り。
モルトの風味と苦味のバランスが良く、複雑な味わい余韻が長く続くビールに仕上がっています。

 

Duchesse de Bourgogne
ドゥシャス デ ブルゴーニュ

ドゥシャス デ ブルゴーニュ

6.2% フランダースレッドエール

15世紀にフランスとベルギーの一部を統治した、ブルゴーニュ公国のマリー・ド・ブルゴーニュ公女にちなんで名付けられたビール。
印象的なラベルに描かれたマリーは、短い統治期間にも関わらず、ビール醸造を含む数多くの商業活動を支援した事で有名です。

赤みがかったダークブラウンの色合いは、ウィーンモルトと呼ばれる赤大麦などを麦芽にして作られ、オーク樽で18ヶ月熟成したビールと、8ヶ月熟成した若いビールをブレンドして作られています。ブラックチェリーやパッションフルーツを思わせる、軽い酸味とバランスの良いフルーティーな甘み。
カシスやレーズン、バニラやチョコレートを感じさせる複雑な味わいは、ボリュームもありワインのようにじっくりと楽しめる1本です。

 

Orval
オルヴァル

オルヴァル

6.2% トラピスト

オルヴァル修道院で造られているトラピストビール。

ドライホッピングによるホップの個性を感じさせる味わいが特徴的で、さわやかなホップの香りと、フルーティーな香りが楽しめます。
ドライな中に甘味と酸味と苦味が複雑に絡み合い、トラピストビールの最高峰と言われる程の素晴らしい味わい。

トラピストビールの中ではめずらしく、流通しているのはこの一種類のみ。
修道士用に造られているオルヴァル グリーンは、修道院近辺のカフェでのみ提供されています。

オルヴァルといえばこのエピソード、と言われるほど有名なとある伝説。
1076年に、イタリアはトスカーナ地方のマチルド・トスカーナ伯爵夫人がこの地を訪れた時、亡き夫の大切な結婚指輪を泉の中に落としてしまいました。
『もし指輪が返ってきたら、お礼にこの地に修道院を建てる』と聖母マリアに祈りを捧げると、一匹の鱒が指輪をくわえて姿を現し、無事に指輪が戻ってきました。
これが修道院を建てるきっかけとなり、伝説の指輪をくわえた鱒がラベルに描かれているのです。

 

Rochefort 8
ロシュフォール 8

ロシュフォール 8

9.2% トラピスト

ベルギーはサン・レミ修道院で醸造されるトラピストビール、ロシュフォール。
トラピストビールは、トラピスト会修道院で作られるエールビールで、協会によって定められた規則を尊守して作られています。

サン・レミ修道院で醸造しているビールは3種類。
初期比重の数値を表す6・8・10の名前がつけられており、ハイアルコール&コクのある味わいが特徴。
醸造の初期段階に行うマッシング(糖化)という工程は、麦芽を煮込んで糖分を取り出して麦汁にしますが、初期比重とはこの時の麦汁の比重のこと。
糖含有量が多いほど重く、この後の発酵によってその分アルコール度数も高くなります。
初期比重(OG)1080、アルコール度数は9.2%。

赤みがかったダークブラウンの色合いに、プラムやイチヂクのフルーティーな甘みのある香り。
カカオやレーズン、キャラメルの甘みがまろやかで深みのある味わい、麦芽の苦みが感じられる後味です。

 

Satan Red
サタン レッド

サタン レッド

8.0% ストロングエール

デ・ブロックは、1887年に設立された歴史ある醸造所。
元々は自家醸造で作っていたビールが、あまりの人気にサタンレッドとして販売されるようになりました。

赤褐色で香ばしい薫りと、コクのある飲み口が特徴。
リンゴや干しぶどうのようなフルーティーなアロマ。
濃厚な味わいで、心地良い甘みが口に広がる満足度の高い1本です。

 

Yasutaka Higaki  桧垣泰隆

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