2024/03/06
イギリス・ドイツ・ベルギーに代表されるヨーロッパ有数のビールの産地の中でも、ベルギーでは、人々の生活に根付いて歴史とともに様々なビールが作られてきました。
修道院でのビールづくりから始まったベルギービールは、その後の発展を経て実に様々なビールが生み出されることとなり、色、香り、味わいからアルコール度数に至るまで実にバラエティに富んでいます。
今回は、そんなベルギービールをランキング形式でご紹介いたします。
9.0% ゴールデンエール
ストロング・ゴールデンエールと呼ばれる、ハイアルコールの力強いボディに、それを感じさせない華やかな香りが特徴のスタイル。
醸造所は1906年に設立されたベルギー有数の巨大醸造所、ヒューグ醸造所でデリリウムの他にもメジャーブランドを多数生産しています。
フルーティーなほのかな甘味から、後からくるアルコールの辛味のバランスがとれた、深く濃厚な味わい。
幸せのシンボルとされているピンクの象のラベルが目を惹く「デリリウム トレメンス」は、オランダ語で『アルコール中毒による幻覚症状』という意味。
これを飲むと、幸せの象徴である象からクロコダイル、ドラゴン、鳥の順番で幻覚が現れるという意味が込められています。
8.5% ゴールデンエール
「世界一魔性を秘めたビール」と称される、ベルギーの逸品デュベルは、複雑な香りと味わいが特徴のゴールデンエールです。
専用グラスはチューリップ型で、アロマを楽しめる効果と美しい泡をつくる効果があります。
ベルギーの歴史ある醸造所、デュベル・モルトガット醸造所が、第一次世界大戦の終結を記念して「ヴィクトリーエール」というダークエールを醸造し、「このビールはまさに悪魔だ」との評価を受けたことから名づけられました。
明るいゴールドの色合いに、オレンジやレモンの柑橘の香りにクローヴやコリアンダーのスパイスの香り。
熟したフルーツのボリュームのある味わいに旨み、ホップの苦みがバランスよくまとまったビールで、温度による味わいの変化も楽しめる、時間をかけて味わえる1杯です。
ベルギービールの中で最も有名な銘柄のひとつ、ヒューガルデン。
グランクリュはその上級品で、ヒューガルデンシリーズの他の銘柄とは異なり大麦麦芽のみを使用しています。
スタイルはストロング・ゴールデンエール。
やや濃いめのオレンジがかった色合いに、オレンジやバナナのフルーティーな香り。
コリアンダーやクローヴのスパイシーな香りも感じられるバランスの良いアロマ。
アルコール度数は8.5%とボリュームのある味わいに、フルーティーさと軽い甘み、酸味のバランスの取れた複雑な味わい。
コクがありながらも後味はドライな仕上がりです。
酵母も一緒に瓶内に詰めることで瓶内熟成が可能になっており、寝かせることでさらにコクが増し複雑な味わいに。
いつもと一味違ったヒューガルデンをお楽しみください。
6.5% アビィ
レフ ブロンドは、ビールの生産を外部の醸造所に委託し、正式にライセンス生産を最初にしたアビィ・ビール。
アビィ・ビールとは、ビール醸造所が醸造方法やレシピを修道院からの委託によって醸造しているビール。
こちらはベルギーの南に位置するディナンという町に、1152年に設立されたレフ修道院のビールです。
トラピストとは区別されていますが、伝統的な製法で醸造される修道院のビールとしては同じくくりと認識されています。
美しい輝きのあるゴールド色に、フルーティーなアロマ。
豊かでしっかりとしたボディーかつ、爽やかさを感じさせる飲みやすさがリピートしたくなる味わい!
モルトの甘味と、酸味と旨味と苦味のバランスが最高な1本です。
8.5% ベルジャンストロングエール
ベルギーの東フランダース州はブッヘンハウトという小さな町の中心部に位置するボステールス醸造所。
1791年に設立され、特徴的な3種類のビールのみを醸造しているめずらしい醸造所です。
グラスがとても独特なパウエル・クワックは、醸造所と宿屋を営んでいたクワック氏が、毎日宿屋に立ち寄る馬車の乗員が馬や乗客のために手を話せず喉が乾いているのを見て、馬車に乗りながら飲む事ができるようにこのグラスを考案したのが始まり。
キメ細かい泡を持つ琥珀色の液体は、カラメル・ドライオレンジ・スパイスなどの複雑なアロマとフレーバー。
優しい口当たりですが、しっかりとした喉越しがたまりません!
モルトとホップが調和した、ベルジャンストロングアンバーエールです。
目黒リパブリック Beer&Burger
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