2021/11/03
ベルギーには伝統的な自然発酵製法でつくられるフルーツビールが数多くあります。
今回は、日頃、ビールが得意でない方にもおすすめできる、メグリパ厳選のフルーツビールをご紹介します!
ビールのタイプは大きく分けるとエール、ラガー、ランビックの3種類に分類され、この分け方は発酵の際に用いる酵母の種類によるものです。
高温で短時間発酵させるエール、低温で長時間発酵させるラガー、野生酵母を使用して自然発酵させるランビックとなります。
ベルギーでは伝統的に自然発酵製法に適した条件が整っており、ブリュッセル近郊に生息する野生酵母を用いたビール作りが19世紀まで主流でした。
自然発酵製法によるランビックビールはクセのある強い酸味が特徴的な味わいで、これを飲みやすくするために、フルーツ果汁を加え再発酵させたものがフルーツ・ランビックです。
使用される果物はチェリーやフランボワーズを筆頭に、青リンゴやピーチ、カシス、パッションフルーツやバナナなど、非常にバラエティに富んでいます。
また近年では、発酵に長期間かかるフルーツ・ランビックよりも手間のかからない、ホワイトビールに果汁をブレンドしたフルーツビールも多数作られています。
1680年からランビックビールを醸造してきた歴史ある醸造所、ブーン醸造所。
創業以来所有者を変えながら醸造を続けてきた同醸造所は、1975年に現在のフランク・ブーンが権利を購入し、移転や近代的な醸造設備の導入を経て現在に至っています。
伝統的な自然発酵製法では、煮沸した麦汁を屋外のプールで冷却の際に酵母を取り込み、木樽に移して発酵させルコとにより、自然発酵独特の酸味はマイルドに、アロマは豊かになります。
グーズとは酸味の強い若いランビックと熟成させたマイルドなランビックをブレンドして作られるビールで、ブーン・グーズでは、18ヶ月熟成させた若いランビックと、3年熟成させたランビック、非常に若いランビックをブレンドして瓶詰めした上で、さらに6ヶ月瓶内発酵させてから出荷しています。
発酵の際に使用される特別な野生酵母によるスパークリングワインのような酸味と、オーク樽で長時間熟成させることによる、かすかにウイスキーのようなスモーキーさを感じる味わい。
グレープフルーツのようなフルーティーな酸味と、オークのタッチ、軽やかな甘みのバランスが良く、爽やかで切れ上がりのよいビールに仕上がっています。
ベルギーで最もメジャーなホワイトエール、ヒューガルデンホワイトに、フランボワーズ果汁を加えたフルーツビール。
ラズベリーやバラのようなアロマが特徴的。
甘味と酸味のバランスが素晴らしく、軽くて爽やかな味わいが楽しめます。
リンデマンス社は、200年近くにも渡ってその伝統的な製法を忠実に守り、ユニークで特徴的な味わいのランビックビールを作り続けてきました。
創業以来ずっと家族経営を続けており、現在は6代目。
世界40ヵ国以上に輸出され、世界中で愛されています。
アップルやカシス、フランボワーズ、ピーチに加え、ファロというキャンディシュガーを加えたタイプは、甘みと苦みのバランスの取れた1杯です。
ベルギーの小麦から作られる白ビールに、青リンゴの果汁を加えたビール。
使用されるリンゴに因んで、かの万有引力を発見したアイザック・ニュートンから名付けられています。
目を惹く緑色のボトルには大きくリンゴの絵があしらわれ、各国の言語で”リンゴとビール”の文字が並びます。
まさに青リンゴそのもののフルーティーな香りに、軽くすっきりとした味わい。
ほのかな甘みと低アルコールでジュースのように飲める優しい味わいのビール。
モンゴゾはベルギーの巨大醸造所、ヒューグ醸造所で作られるフルーツビール。
ベルギーを代表するゴールデンエール、デリリウムをはじめとして30以上の銘柄を醸造しています。
“モンゴゾ”は現地の言葉で乾杯の意味。
伝統的なアフリカのレシピに基づいて作られているビールです。
バナナ、マンゴー、ココナッツなどの南国フルーツを使用したフルーツビールは常夏の味わい。
使用されるフルーツはフェアトレードで輸入されたフルーツを用い、それぞれのフルーツ特有の甘い香りに、濃厚な甘みが広がる口当たり。
それでいて後味はくどくなく、キレ上がりの良いスッキリとした仕上がりです。
フルーティー&スウィート、爽快感の感じられる1杯。
Yasutaka Higaki 桧垣泰隆
目黒リパブリック Burger & Beer 目黒
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