ベンローマック蒸溜所 10年・15年 クラシックスタイルを貫く小さな巨人 / 代々木上原 Whisky Gibier

ベンローマック

 

Benromach 10y / 15y
ベンローマック 10年・15年

スペイサイドに拠点を構えるベンローマック蒸溜所は、小規模ながら「クラシックなウイスキーづくり」を大切にする個性派蒸溜所です。
創業は1898年。しかしすぐに操業停止となり、その後オーナーが変わるも1983年には再び閉鎖。
約10年の眠りを経て1993年、老舗ボトラーズであるゴードン&マクファイル社が買収し、伝統的な手法を受け継ぐ形で生産を再開。今日のベンローマックへと繋がっています。

ベンローマックが目指したのは、1960年代以前のスペイサイドモルトの再現。
シェリー樽由来の華やかさを備えながらも甘さは控えめ。
そこにライトなピートが加わることで、香りと味わいが引き締まるクラシックスタイルを実現しています。

看板商品である「ベンローマック10年」は、ファーストフィルのバーボン樽とオロロソシェリー樽を組み合わせて熟成。
冷却濾過や着色を行わず、43%でボトリングされています。

香りにはイチジクなどのドライフルーツや熟した洋梨、ナッツにココアパウダーをまぶしたような印象、さらに土っぽいピートのニュアンス。
味わいはラズベリーやクランベリーのフルーティーさから始まり、焙煎コーヒーやシナモンのスパイスへと展開。
最後に再びピートが顔を出し、ドライなフィニッシュへと続きます。

さらに熟成を重ねた「ベンローマック15年」では、10年に比べてよりリッチで奥行きのある味わいに仕上がっています。
香りは濃厚なダークチョコレートやドライフルーツに、かすかなスモークが溶け合い、落ち着いた雰囲気を演出。味わいは熟成感のあるレーズンやブラックベリー、オレンジピールのフルーティーさに、樽由来のスパイスと滑らかなタンニンが広がり、フィニッシュにはビターチョコや軽やかなピートが長く続きます。
より重厚で落ち着いたバランスは、じっくりと飲みたい夜にぴったりです。

紆余曲折を経て蘇ったクラシックなスペイサイドモルト。
懐かしさを感じさせる10年と、深みと円熟を味わえる15年。
どちらもウイスキー初心者から長年の愛好家まで幅広く楽しめるラインナップです。

 

Ryo Ueda 植田涼

Wihsky Gibier Bar&Shop
代々木上原/東京都渋谷区西原3-21-1 1F2号
03-3466-2640
Facebook
Instagram

Related Posts

  • ブログサムネイル画像

    2026年4月28日

    WHISKY BAR Whisky Gibier Scotch whisky

    アードベッグ蒸留所 ノックベック 4年 キングズバリーゴールド ティースプーンモルトとは? / 代々木上原 Whisky Gibeir

  • ブログサムネイル画像

    2026年4月20日

    WHISKY BAR Whisky Gibier Scotch whisky

    オークニー 17年 ウイスキーミュウ アートエクスプレッション 川瀬巴水ラベル / 代々木上原 Whisky Gibier

  • ブログサムネイル画像

    2026年4月14日

    WHISKY BAR Whisky Gibier Scotch whisky

    グレンリベット蒸留所 12年 特徴と味わい シングルモルトの原点を解説 / 代々木上原 Whisky Gibier

  • ブログサムネイル画像

    2026年3月31日

    WHISKY BAR Whisky Gibier Scotch whisky

    グレンギリー蒸留所 9年 ウイスキーミュウ ファブルラベルの特徴と加水で変わる味わい / 代々木上原 Whisky Gibier