2022/03/02
ボトルの形状やラベルなど、オリジナリティのあるボトルが目を惹くものも多いボトラーズモルト。
本日はスリーリバーズの”ザ・ポスター”シリーズや、ウイスキーエージェンシーとのジョイントボトル”アートワーク”、ラダーの”トリックスター”シリーズなど、美しいラベルのボトルをご紹介いたします。
スリーリバーズ社のリリースする”ザ・ポスター”シリーズのラベルは、19世紀から20世紀に描かれた様々な絵画がモチーフ。
こちらのボトルもアメリカのポスター界の発展に大きく貢献したイラストレーター、エドワード・ペンフィールドのイラストがあしらわれています。
アイラ以外の地域のヤングモルトにフォーカスし、入念にテイスティングを行い選んだ樽は、2008年蒸留のアードモア11年熟成。
優しいスモークに甘みのある麦の香り、バニラやレモンの風味。
味わいはややシャープで軽い苦味を感じるスモーク、ドライで力強いスパイス。
ヤングモルトらしい綺麗な麦の甘み、微かに苦味を感じるレモンピールの爽やかさが楽しめる1杯です。
ドイツのウイスキーエージェンシー社と日本のスリーリバーズ社が両者でテイスティングを行い、優れた品質の樽のみを選び抜いてボトリングする、”アートワーク”シリーズ。
蒸留所非公開のアイラモルトをボトリングしたこちらは、粗いフィルタリングのため澱や木樽のかすが多く含まれ、ナチュラルな香りや味わいが楽しめる仕上がりとなっています。
シェリー樽熟成の濃い色合いに、爽やかさを感じるスモークやコーヒー、スパイスの香り。
チョコレートやレモン、ローストしたコーヒー豆の風味が感じられます。
6年熟成と若めながら、シェリー樽の甘みとピートが強く感じられる飲みごたえのある1杯。
“ザ・ポスター”シリーズの第三弾は、2006年蒸留のマクダフ13年熟成。
マクダフは1962年に東ハイランド地域に設立された、比較的新しい蒸留所。
バニラやアーモンドのアロマに、綺麗でフローラルな甘みのある味わい。
フィニッシュはホットなクローブのビター、ライトな軽いスパイスを感じるフィニッシュで飲みなれた方からウイスキー初心者の方まで楽しめるエレガントな1杯です。
“トリックスター”とは神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者で、往々にしていたずら好きとして描かれています。
善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴。
若い原酒だが完成されている、オフィシャルの特徴とは異なるがクオリティが高いなど、二面性と驚きのある原酒にスポットライトを当てた、ボトラーズブランドとしての醍醐味を味わってもらいたいとリリースされたシリーズです。
その第1弾は、1878年創業、スコットランドでも最古の蒸溜所の1つとして知られるブレアアソール蒸溜所のシェリーカスク。
ラベルには北欧神話に登場し、元は火を神格化した存在だっと考えられている”ロキ”が描かれています。
ミディアムシェリーやヘーゼルナッツ、チェリーブランデー、微かなスモークの複雑でスパイシーな香り。
ナッツやドライフルーツ、シナモンや茶葉を感じる味わいに、熟したフルーツや香ばしいフィニッシュ。
ブレアアソールの特徴とシェリー樽熟成の個性が相まって、熟成年数以上に完成度の高いブレアアソールに仕上がった、驚きと楽しみのある1杯です。
第2弾は1871年創業、スペイサイドと東ハイランドの境界線にあるバッキー地区に位置し、昨年150周年を迎えたインチガワー蒸留所の原酒。
ラベルにはギリシャ神話に登場し、オリュンポス十二神の一人でとりわけゼウスの使いであり、錬金術師の守護者としても知られる”ヘルメース”が描かれています。
樹脂やホワイトペッパー、ややスモーキーでレモンピールとミントを感じるアロマ。
ナッティでオイリー、ピーナッツバターやハチミツレモン、微かな塩味のある味わいに、ナツメグ、ジンジャー、オールスパイスのスパイシーなフィニッシュ。
野生的で力強い印象、スパイシーでヘビーな酒質のユニークなインチガワーに仕上がっています。
Yasutaka Higaki 桧垣泰隆
目黒リパブリック Burger & Beer 目黒
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