スコッチモルトウイスキー解説評価 ブレイヴァル蒸留所 / 吉祥寺 Vision

ブレイヴァル

ブレイヴァル蒸留所について、徹底解説していきます。

 

ブレイヴァルの地理

・ブレイヴァルの地理
生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

ブレイヴァル蒸留所データと蒸留設備

所有者:ペルノ・リカール社
設立年:1973年
年間生産能力:420万リットル
仕込水:プリーニーとケイトの2つの泉
糖化槽:9トン
発酵槽:ステンレス13基
蒸留器:初留2基、再留4基
熟成庫:

 

ブレイヴァルの解説

ブレイヴァルは1973年創業の比較的新しい蒸留所。
もともとはブレイズオブグレンリベットという蒸留所名だったのですが、これはシーグラム社のサム・ブロンフマンが、有名なグレンリベットにあやかろうという意味で名付けました。
しかしながらシーバスブラザーズを買収し、グレンリベットを傘下に収めたことから、蒸留所名をブレイヴァルに改名しました。

蒸留所はスペイサイドの山奥のチャペルタウンという場所にあり、この場所は宗教弾圧から逃れたカトリック教徒が建設した村で、ブレイが「谷の上部の急斜面の土地」を意味します。
蒸留所に行く道は蒸留所で行き止まりとなり、観光客も地元の人もめったに脚を踏み入れないような隠れ里となっています。標高も350メートルとスコッチの蒸留所の中では最も高い場所にあります。

新しい蒸留所ということで、内部の生産設備はすべてコンピュータ管理されています。
また、熟成庫を持たないことも特徴の一つで、キースにあるシーバス社の集中熟成庫で熟成されています。

ワンバッチは9トンで、マッシュタンは2016年に最新鋭のフルロイタータンに入れ替えられています。発酵槽はステンレスが13基。発酵時間は70時間。
ポットスチルはボール型で、初留2基、再留4基となっています。
初留釜はエクスターナルヒーティングという加熱方式となっており、これはモロミを外部に取り出し熱交換器で加熱し、再びスチル内に戻すやり方で、ざっくりいうとお風呂のお湯の再加熱の方法と似ています。
このやり方はグレンバーギやミルトンダフ、グレングラッサなどでも採用されています。この方が加熱が効率的らしいです。

2002年に一旦閉鎖されましたが2008年から再び生産が再開されました。

ブレイヴァルは主にシーバスリーガルの主要原酒として使用されており、オフィシャルボトルはほとんどリリースされていませんでしたが、2019年にシークレットスペイサイドコレクションとして3種類のオフィシャルボトルを発売しました。
それ以外はほとんどがボトラーズからのリリースで楽しめます。

傾向として結構しっかりとした風味のシェリー樽熟成が多い印象ですが、使用している樽の比率は非公開の模様です。

 

ブレイヴァルのラインナップ

ブレイヴァルソサエティ

スコッチモルトウイスキーソサエティ 113.16 A sweet, spicy and savoury sensation

「甘く、スパイシーで素晴らしい美味しさ」という名前のソサエティのボトル。
バーボン樽熟成でアルコール度数も62.2%と非常に高く、それがスパイシー感を強調し、大変飲みごたえのある1本です。

 

スコッチモルトウイスキーソサエティ 113.36 Honey salad

ブレイヴァルソサエティ

「甘いサラダ」という名前のソサエティボトル。
セカンドフィルのバーボン樽で熟成され、強調しすぎない樽感が原酒そのもののハーブ感を引き立てている大変フルーティでジューシーな1本です。

 

ブレイヴァルの年表

1973年 シーバスブラザーズ社(シーグラム社)により蒸留所創業。10月より製造開始。創業当時の名前はブレイズオブグレンリベット
1975年 蒸留器を3基から5基に増設
1978年 5基の蒸留器をさらに6基に増設
1994年 蒸留所名をブレイヴァルに変更
2001年 ペルノ・リカールがシーバスブラザーズを買収
2002年 10月に蒸留所閉鎖
2008年 7月に生産再開
2017年 16年シングルカスクを最初のオフィシャルボトルとして発売
2019年 シークレットスペイサイドコレクションとして、3種類のオフィシャルボトルを発売

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
Google Map  武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
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