キングスバリーより アイラ島 カリラ蒸留所のマルサラ樽熟成 / 下北沢 Fairground

カリラキングスバリー

下北沢駅は小田急東口・京王井の頭線中央口より徒歩3分、茶沢通り沿いにひっそりと佇む大人の隠れ家ワインバー、Fairground(フェアグラウンド)。
配属の代々木上原からコンスタントにシフトインしております、松尾です。
今回ご紹介のボトラーズウイスキーはコチラ。

 

Caol Ila 2011 7y Marsala cask Kingsbury
カリラ 2011 7年 マルサラカスク キングスバリー

まずはキングスバリーというボトラーズ会社についてご紹介。

キングスバリー社はスコットランド・アバディーンにて設立されました。
1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代で、現在ではボトラーの代表格ともいえる老舗のゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社が、ようやくその頭角を現し始めた頃でした。
キングスバリー社も、当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を遺憾なく発揮するべく、樽の選定やシングルカスクという概念、流行していたチルフィルタレーションを使用しない姿勢など、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。
その結果、数々の伝説となるボトルやシングルモルトを世に送り出し、今日ではウイスキー業界を牽引するボトラーズ会社となっています。

スコッチウイスキーの業界では、主に熟成年数に重きがおかれ、ビンテージの良し悪しで語られることはほぼありません。
しかしキングスバリー社の考えである、その年の様々な要因によって、シングルモルトのビンテージによる特別なキャラクターが存在し、熟成の過程も大いに重要ながら、そのウイスキーが生まれたその瞬間に一番の視点をおきたい、という強いコンセプトが、新しくなったラベルにはっきりと表れています。
今回ご紹介のウィスキーも7年とやや若め。しかし大きく表示されているのは2011という生まれ年ですね!

さて、最近は技術や経験の向上もあり、いわゆる〇〇フィニッシュ(熟成において最後の樽を特徴的なものを使用する)モルトが増えてきました。
どれも実にバランス良く仕上げられており、モルトファンを楽しませてくれています。
その一つにもイタリアの酒精強化ワイン「マルサラ」の樽を使用したものはありますが、今回ご紹介のキングスバリーは”フィニッシュ”ではなく、ファーストフィルのマルサラ樽による熟成と、なかなか面白いカリラなのです!
ワイン樽系のモルトとはまた違う、ややピンクがかったような赤みが印象的で、深みある樽由来の甘みの奥に穏やかなピートスモークが香ります。若いカリラに特徴的なドライな味わいも持ちながら、柔らかいワイン系のフルーツが香ります。

カリラのまた新たな表情が見られる、私個人としてもオススメのボトルです。
ぜひお試しくださいませ!

 

Sho Matsuo  松尾捷

Faiground  Bar 下北沢
03-3464-4641
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