カリラ蒸留所 12年 お気に入りの1本にアイラモルトウイスキーはいかがでしょう？ / 中野 Whisky Burgers
2024/11/22
皆様、カリラというウイスキーはご存知でしょうか。
スコットランドはアイラ島、ウイスキーの聖地とも呼ばれるこの地で作られるウイスキー。
初めてという方、楽しみはのここからです。
この機に少しカリラについて知ってみませんか。
この後で堅苦しい話もしてしまいますが、結局お伝えしたいのは美味しいウイスキーだということ。そこが1番のポイントです。
スコットランドの西側に位置するアイラ島。
その中でも対岸にジュラ島を望む海沿い、眺めの良い場所に立つのがカリラ蒸溜所です。
設立は1946年のこと、ヘクター・アンダーソン氏によって作られたカリラ蒸溜所。
実はつい最近までブレンデッドウイスキー用の原酒生産が主体でしたが、2001年に初のシングルモルトの販売を開始。
カリラ12yがその代表的なボトルで、後ほどご紹介するのがコチラ。少々お待ちを。
さてここでカリラの基本情報をひとまとめ。
フェノール値（スモーキーなウイスキーに使用する麦芽に使用される数値）は34〜38ppmでミディアム〜ヘビーピート。
仕込み水はナムバン湖のミネラルたっぷりの湧き水。発酵には手入れの難しいとされている木製の発酵槽も使用しており、木製を使用することで乳酸菌などの微生物の繁殖が盛んになり蒸溜所ならではの個性的な味わいが生まれます。
蒸留器にはストレート型を使用しておりラインアームは上向き、この構造によりカリラの持つライトな酒質が実現しています。
一気に失礼いたしました。
ひと息つきながら、よければカリラをいかがでしょうか。
Caol Ila 12y
カリラ 12年
落ち葉を燃やした焚き火のような湿ったスモーク感に、柑橘を甘く煮詰めたような香り。口に含むと青リンゴのような爽やかさと、和三盆のような甘さが優しくしっとりと広がります。
後味にはビターなピート、海岸沿いを思い出させるような潮っぽさとミネラル感、そして花の蜜のような甘みも感じられます。
飲み方はご気分に合わせてぜひ変えていただきたい。
ストレート、ロック、カクテルにも。どんな飲み方でも寄り添ってくれるのが私が思うカリラ12yの魅力でもあります。
当店ではハンバーガーに合わせたカリラのスパイスハイボールもご用意しており、ここでカリラとタッグを組むのが「ティミズペッパー」というピート香が特徴的な肉料理にも使用するスパイス。
出来立てのハイボールにこのティミズペッパーをミルで振りかけて仕上げ。
ご興味ある方はぜひバーガーと合わせてお試しください、美味しさは保証いたします。
そして最後に。
カリラの特徴として挙げられるのはその生産量で、なんとアイラ島で1番。
この生産力を持つからこそボトラーズウイスキーとしても出回ることが多く、さまざまな表情を持つカリラを飲めるのがファンとしては嬉しいところ。
以前飲み比べの記事も書いていますので、ご興味あればぜひ。
樽や熟成によって違うカリラの楽しさを頂けると思います。
Whisky Burgers Bar
中野／東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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