2024/10/11
Clydeside Stobcross
クライドサイド ストブクロス
クライドサイド蒸留所はグラスゴーの中心地に位置する蒸留所で2017年にティム・モリソン氏が創業しました。
モリソン家はグラスゴーの街の繁栄を支えた名門一族で、その一族はかつてモリソンボウモア社としてボウモア蒸留所を所有していたこともあります。
クライドサイドの「クライド」とはグラスゴーを東西に流れるクライド川のことで、このクライド川のそばに建てられているという意味です。
グラスゴーの街は、かつては大英帝国第二の首都といわれたほど繁栄し、商業、工業、貿易の中心地で、特にクライド川からクライド湾を経て大西洋にダイレクトに出られる好立地から、アメリカやカナダとの貿易で栄えました。
そしてそれを可能にしたのがクライド川の開発と国際港としてのドックの建設でした。
当時グラスゴー最大と言われたクイーンズドックを築いたのがモリソン家のジョン・モリソンで、そのドックの入り口にかけられた開閉式のスウィングブリッジを動かすためのポンプハウスのハイドロシステムが、現在蒸留所のレセプションセンターになっています。
またそのポンプハウスを改造して建てられたのが現在のクライドサイド蒸留所です。
ポンプハウスが建てられたのが1877年で、クライドサイド蒸留所の創業が2017年のため、140年ぶりにモリソン家がポンプハウスに戻ってきた形になります。
クライドサイド蒸留所は、「かつてのグラスゴースタイル、ローランドスタイルを目指している」とのことで、仕込みはすべてノンピート麦芽を使用、ワンバッチ1.5トンで2基の蒸留器で2回蒸留。
ミドルカットは76.5〜71%とかなり狭く設定しています。
本来のローランドスタイルは3回蒸留ですが、このミドルカットの狭さが2回でもローランドらしいライトでフルーティなフレーバーを生み出しています。
当店では、スリーリバーズセミナー開催の際に、大変人気となったボトルで、再入荷となります。
ぜひよろしくお願いいたします。
Vision Whisky Bar ヴィジョン
吉祥寺/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
0422-20-2023
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2025年3月14日
WHISKY BAR Vision Scotch whisky
タリスカー蒸留所 ディスティラーズエディション 2003‐2014 10年前の限定シングルモルトウイスキー/ 吉祥寺 Vision