2026/08/18
カネマラ Connemara
今回ご紹介するのは、アイルランドのクーリー蒸留所が生み出すピーテッド・シングルモルト「カネマラ」です。
クーリー蒸留所は、アイリッシュウイスキー界のキーパーソンであるジョン・ティーリング氏によって1987年に設立。
1989年にはポットスチルによるモルトウイスキーの蒸留を開始しました。
さらにジョン・ティーリング氏は、長らく生産を停止していたキルベガン蒸留所の再興にも尽力。
1988年に同蒸留所を取得し、2007年には約半世紀ぶりとなる蒸留再開を実現するなど、現在のアイリッシュウイスキー復興を語るうえで欠かせない人物のひとりです。
現在クーリー蒸留所は、日本のサントリーグループ傘下。
ちなみに当店でも扱っている「ティーリング」を立ち上げたジャック&スティーブン・ティーリング兄弟は、ジョン・ティーリング氏の息子たちです。
さて、そんなクーリー蒸留所を代表する個性的なウイスキーがカネマラ。
アイリッシュウイスキーでは珍しくピーテッド麦芽を使用したシングルモルトで、さらに一般的な「アイリッシュ=3回蒸留」というイメージとは異なり、クーリーでは2回蒸留を採用しています。甘くフルーティーなモルトの風味に、独特のピートスモークが重なるのが大きな特徴です。
香りはスコッチとはまた違った柔らかなスモーキーさに、熟したバナナを思わせる甘いアロマ。
口に含むとバニラの甘みとモルト、ビスケットのような香ばしさが広がり、後半にはミントを思わせる清涼感が心地よく抜けていきます。
しっかりスモーキーでありながら甘さもあり、ピーテッドウイスキーを初めて飲む方にもおすすめしやすい一本。
ストレートやロックはもちろん、その土っぽいスモークを活かしてカクテルに取り入れても面白い存在です。
「スモーキーなウイスキー=スコッチ」というイメージをいい意味で裏切ってくれるカネマラ。
アイリッシュならではの甘さとピートの新しい組み合わせを、ぜひお楽しみください。
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