恵比寿のBARで2020年春に飲まれているボトラーズウイスキー 3選 / VinSanto

当店ヴィンサントはイタリアワインの名前が店名になっていることから、しばしばワインBARだと思われることもありますが、ワインだけではありません。
もちろん、ヴィンサントをはじめとした甘口デザートワインは、イタリア中心に各国のワインを多く取り揃えておりますが、実はそれ以上にシングルモルトウィスキーも多数ご用意しています。
今回は、当店のモルトラバーたちがこの春ボトラーズウィスキーについてと、ボトラーズ会社、そのオススメ銘柄についてご紹介していきます。

 

 

1. ボトラーズウイスキーって何?

まず、そもそもモルトウィスキーにおけるボトラーズウィスキーとは、一体何のことでしょうか。

一般的にモルトといえば、蒸留所が作って売っているブランドで認知されており、これをオフィシャルボトルといいます。
例えば、「マッカラン」ならマッカラン蒸留所が作って「マッカラン」としてリリースしていますよね。
一方、ボトラーズウィスキーとは独立した瓶詰め業者(ボトラー)が蒸留所から樽ごと買い、その原酒を自主で瓶詰めして販売したものを指します。
ボトラーは蒸留所にある膨大な数の樽からいろいろと試飲し、コレだと判断した樽を購入、その買いつけた樽のウィスキーを自分たちのタイミングで瓶詰めして販売します。
つまり若いウィスキーを倉庫で寝かせてから長期熟成として販売することも、シェリー樽など別の樽に移し替えて熟成することも可能。
さらに複数の原酒をブレンドしてブレンデッドウィスキーとして販売することだって出来ます。
ボトラーズウィスキーの魅力はまさにこの自由度の高さにあり、オフィシャルでは有り得ない味や熟成期間のウィスキーを楽しむことが出来るのがボトラーズなのです。
またボトラーズウィスキーの多くは限定品であり、様々な会社が幾多のウィスキーをリリースしていますがその出会いは一期一会。
安定した供給のあるオフィシャルとは違って同じものにはなかなか出会うことが出来ないという特別感もまた多くのウィスキーラバーを引きつける魅力となっていると思います。

それでは、この春に当店で人気のオススメボトラー&銘柄をご紹介していきましょう。

 

2. Scotch malt whiskey society スコッチモルトウィスキーソサエティ

スコッチモルトウィスキーソサエティ

まずご紹介するのはスコッチモルトウィスキーソサエティ(以下SMWS)。
当店ヴィンサントのプロデューサーである小林信秀がジャパンアンバサダーを務めるこちらのボトラーは、1983年にスコットランドはエジンバラにて設立された世界最古のウィスキー愛好家団体とも言われています。
ウィスキーを愛し、仲間同士で分かち合い認識を深め、楽しみながら味わう為に設立者のピップ・ヒルズと数人の仲間がスペイサイドの蒸留所から1樽を購入し分け合ったことから始まり、瞬く間に高い評価を得てSMWSは広がり現在では世界13か国に支部を持ち3万人以上の会員を擁しています。
SMWSのボトルは全て加水・チルフィルターを行わずに瓶詰め。これは熟成されていたままのウィスキーを味わう、という設立当初からの方針だそう。
そして最大の特徴はそのボトル。全て同一のデザインボトルを使用、ラベルには通常記載されているはずの蒸留所名が記載されていません。
蒸留年月・熟成年数・瓶詰年月・アルコール度数・蒸留所コードと樽番号のみを記載。
これは蒸留所の先入観にとらわれずにウィスキー本来の味わいを楽しんで欲しい、という想いの現れなんだそう。
さらにはリリースボトルにはポエムのようなタイトルが付いておりこれがまたユニークで面白いのです。
そんな遊び心に溢れたSMWSはウィスキー上級者は勿論のこと、蒸留所の名前や特徴など分からないビギナーもそのポエムを読みながら味わいを想像して楽しむことが出来る、とても楽しいボトラーです。

・SMWS 4.237 Essence of Orkney
オークニーとはスコットランドの離島の一つで、人気の蒸留所がある島です。SMWSの方針に従って蒸留所名は敢えてここでは書きませんが、オークニー島と言えばこの蒸留所!という有名なあそこです。是非調べてみて下さい。
26年の長期熟成、まさにオークニー島のエッセンスを存分に感じることが出来る一本です。

 

3. Compass BOX コンパスボックス

コンパスボックス

コンパスボックスは、かの有名なスコッチウィスキー、ジョニーウォーカーのグローバルマーケティングディレクターとして活躍していた、ジョン・グレイサー氏がイギリスロンドンにて創設。
ボトラーはスコットランドに限らず世界各国にあるんです。
このコンパスボックスもまた非常にユニークなブランドのひとつで、ウィスキー造りをアートとして定義。伝統にとらわれない新しいスタイルのウィスキーを造り上げるべく斬新なアイディアとチャレンジ精神で最高のアート作品を造るべく、シングルモルトではなくブレンディングにその情熱を注いでいます。
そんな真摯な姿勢は世界各国で高い評価を得ており、ウィスキーマガジン誌のイノベーター(革新者)オブザイヤーを4度受賞するなど数々の受賞歴を誇る、まさにいまウィスキーラバーの注目を集めるボトラーです。

・Compass Box Myths & Legends
そんなコンパスボックスの最新限定リリースボトルがこちら。
3本のウィスキーを1つのシリーズとしてリリース、神話と伝説と題したラベルも3本で1つの絵となるようデザイン。
同社初のシングルモルトとしてのリリースも含まれており注目のボトル。あえて単一蒸留所の違う樽のブレンドに挑戦、異なる個性の2つの樽をブレンドしその蒸留所のイメージとは違うシングルモルトとなっています。
華やかなラベルも目を引きますね。

 

4. Kingsbury a Special Bottling for Kyoto キングスバリー 京都

キングスバリー京都

キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立。1989年よりシングルモルトのボトリングを開始した老舗ボトラーの代表格。
創設当初は、モルトウイスキーという言葉すら一般的ではない時代でしたが当時よりシングルモルトの魅力や可能性を見出し、ウイスキーの個性を発揮するべく、樽の選定やシングルカスク、チルフィルタレーションを使用しないなど、強いこだわりを頑なに守ったリリースを続けてきました。

・Special Bottling for Kyoto Dailuaine 15y
京都錦市場で約200年間続く老舗の酒屋 津之喜酒舗とキングスバリー社のコラボシリーズ、京都界隈のBARや愛好家の為にリリースされる津之喜酒舗のプライベートボトルの為都内にはほとんど出回らない貴重な一本。
15年熟成のダルユーインは和菓子のニュアンスを感じることができる優しい甘さ、まさに京都ラベル、な一本。

 

この他にも、様々なボトラーズのウィスキーをご用意しております、宝探しのような感覚でお好みの一本を是非見つけ出してみてはいかがでしょうか?

 

Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Private room 恵比寿
03-3464-4641
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