恵比寿のBARで飲んでほしい 特別な日のイタリアの赤ワイン 4選 / VinSanto

2020/04/14

当店ヴィンサントは、スパークリング・白・赤ワインを2種類ずつ、常時オンメニュー、グラスで提供しておりますが、もちろんそれ以外の銘柄も多数ご用意しております。
中には、希少なワインもあり、大事な方と過ごす特別な日などに是非ゆっくりと楽しんで頂きたいですね。
今日はソムリエ兼バーテンダーの森岡がオススメする、ちょっと特別な1日に飲みたいイタリアの赤ワイン4種をご紹介致します。

 

 

1. GAJA SitoMoresco

ガヤ

北イタリアピエモンテ州の造り手ガヤ。
イタリアワインラバーではその名を知らない人は恐らくいないでしょう、「イタリアワインの帝王」とまで呼ばれる不動のトップクラスワイナリーの一つです。
17世期半ばから続く歴史あるワイナリーで、3代目当主ジョヴァンニ氏の代にリリースされ現在でもフラッグシップキュヴェでもあるバルバレスコが世界的に高い評価を受けたことからイタリアワイン界での地位を確立。
さらにソリ・サン・ロレンツォ、コスタ・ルッシなどの畑を購入しワイナリーを拡大していき、現在4代目となるアンジェロ氏はピエモンテの伝統的なワイン造りを守りながらも、革新的な技術や設備を積極的に取り入れ更にその評価を不動のものとしています。
1990年代には本拠地であるピエモンテだけでなく、イタリア半島屈指の銘醸地トスカーナ州にも2つのワイナリーを購入。
それぞれの畑から世界的高評価を受けるワインを次々とリリース、アンジェロ氏曰く「最高のワインにしか興味がない」と断言。一切の妥協を許さない独自の哲学を持ってワイン造りに尽力、イタリアワインの地位向上に最も貢献した人物の1人とされています。

そんなガヤの銘柄の一つ、シト・モレスコはピエモンテ州の代表的な地葡萄であるネッビオーロ、バルベーラに国際品種メルローをブレンドした、いかにも革新的なガヤらしいユーモラスな一本。
女性的な気品あふれる風味と男性的な力強さ、土着品種と国際品種が見事に融合した仕上がり、若いうちからも楽しむことができるので帝王ガヤの入門編としてもオススメなワインです。

 

2. IL BORRO

イルボッロ

イタリアを代表するファッションブランド、サルヴァトーレ・フェラガモがトスカーナに所有する高級リゾート地、イル・ボッロ。
キャンティ・クラシコ地区近くにある中世の佇まいを残す村として知られています。
フェラガモの社長 フェルッチオ・フェラガモ氏はワイン造りのために、ワイナリーがあったこの村と周囲の広大な敷地を丸ごと購入。
現在では3代目サルヴァトーレ氏がワイン造りに情熱を傾けておりスーパートスカーナをはじめとした秀逸なワインを生産しています。
もともとイル・ボッロ村でワイン醸造が始められたのは、メディチ・トルナクインチ家の統治下にあった18世紀ごろのこと。
その後1999年からはフェラガモ家がルーチェなどの醸造責任者も務めるニコロ・ダフィット氏監修のもとワイン造りを本格化。
初リリースの1999年以来、次々と高評価を叩き出し瞬く間に世界に認められるワイナリーとなりました。 2011年からは最新設備を導入するなど新たな取り組みが行われており、超一流と謳われるフェラガモ家のモノ造りのスピリッツとセンスが優れたワイン造りのために現在も進化を続けています。

ワイナリーの名前をそのまま冠した最上級キュヴェ、イルボッロはカベルネソーヴォニヨン、メルロー、シラーといった国際品種をブレンドして作られる所謂スーパートスカーナワイン。
滑らかでフルボディ、酸味とタンニンのバランスが素晴らしい1本です。
とても有名なファッションブランドが所有するワイナリーということもあり、男女の会話もワインをきっかけに転じて盛り上がりやすいのもオススメポイントの一つですね。

 

3. Prunotto Barolo

プルノット

イタリアワインと言えば絶対に外すことが出来ないものの一つがバローロ。北イタリアピエモンテ州の偉大なワイン、イタリアワインの王様と呼ばれる一本です。

イタリアワイン界の名門中の名門、アンティノリ。その歴史はなんと1385年まで遡ることが出来る老舗ワイナリーです。
1970年代にはスーパートスカーナワインであるティニャネロ、ソライアを生み出しその実力を世界に知らしめます。
現在はトスカーナ、ウンブリア、ピエモンテなとイタリア全土に10以上のワイナリーを所有し多彩なワインを創り出すイタリアワインの伝統と歴史を牽引してきたトップワインメーカーです。
そのアンティノリが所有するバローロの造り手プルノット。
1923年からワイナリーとしての歴史をスタートしたプルノット、その経営手腕と醸造技術から当時の世界市場では「ピエモンテのワインと言えばプルノット」と言われるほどの知名度を誇っていたそうです。
その後紆余曲折を経て1989年からアンティノリに引き継がれることになります。
アンティノリはこの歴史あるワイナリーの伝統的製法を大切に守りながら、より品質を高める為に大規模な投資をしていきます。
自社畑の買い足し、畑の調査・土壌に最適な手入れ方法の研究、最新の温度調節機能を備えたセラーの購入などなど、惜しみない投資と努力により更にワインの品質は大幅に向上することに成功したのです。

バローロに使われるネッビオーロという葡萄は時に「野獣のような葡萄」と呼ばれるほどに強烈な酸と非常に強いタンニンを持ったワイン造りがとても難しい個性的な葡萄です。
ですがプルノットが手掛けるバローロはモダンでスマートな印象、バラやスミレのようなアロマに鮮烈でしなやかな酸味。
バローロに求められる男性的な力強さをしっかりと持った、分厚くも滑らかな1本です。

 

4. Tenuta Sanguido Sassicaia

サッシカイア

イタリアワイン好きならその名を知らない者はいない、とまで称される元祖スーパートスカーナワイン、サッシカイア。

トスカーナ州の西海岸沿いのボルゲリの畑にて、シャトーラフィットからカベルネソーヴォニヨンの苗木を手に入れ作付し始め1970年代頃から徐々に世界販売をスタートし1980年代にその人気に火が付き1985年ヴィンテージがワインアドヴォケイト誌にて100点を獲得、1994年にはボルゲリサッシカイアとしてイタリアで唯一単独ワイナリーでのDOC昇格とスターダムを駆け上がってきたサッシカイア。
ですが初めの頃はカベルネソーヴォニヨンを85%以上使用したワインはトスカーナの原産地呼称ワインを名乗れないなど実は一筋縄ではいかなかったそう、しかしその突出したクオリティでトスカーナの規定を超越したワインという意味を込めスーパートスカーナワインと称されるまでに至ったそう、実力でイタリアの法律まで変えてしまったそのスタイルにとても魅力を感じますね。

 

Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Private room 恵比寿
03-3464-4641
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