グラスゴー蒸留所 スコッチモルトウイスキー解説評価 / 吉祥寺 Vision

2023/02/15

グラスゴー

グラスゴー蒸留所について、徹底解説していきます。

 

  1. グラスゴー蒸留所の地理
  2. グラスゴー蒸留所データと設備
  3. グラスゴーの解説
  4. グラスゴーのラインナップ

 

1. グラスゴー蒸留所の地理

生産国:スコットランド
地域:ローランド

 

2. グラスゴー蒸留所データと設備

所有者:グラスゴーディスティラリー社
設立年:2015年
年間生産能力:50万リットル
仕込水:カトリン湖
ワンバッチ:1トン
発酵槽:ステンレス14基
蒸留器:初留2基、再留2基、他ジン用スチル1基
熟成庫:

 

3. グラスゴーの解説

グラスゴー蒸留所は2015年創業の蒸留所で、グラスゴーで計画されていたた3つのクラフト蒸留所の中で一番最初にオープンしました。
場所は市郊外のヒリングトン工業団地です。
最初は450リットルのジン用スチルを導入し「マーカージン(吟遊詩人のジン)」というジンを作っていましたが、2月にウイスキー用スチル2基が設置され、本格的にウイスキーづくりが始まりました。
初留2500リットル、再留1400リットルの蒸留器でドイツのカール社製のものを使用しています。
創業者の一人であるリアム・ヒューズ氏曰く「ドイツ製にしたのは値段の問題ではなく、フォーサイスだと4年待ちと言われたから」とのこと。
フォーサイスはスコットランド最大の蒸留器メーカーで、蒸留所建設のコンサルティングなども行っている会社ですが、この当時はマッカランの第2蒸留所のための蒸留器製造で手一杯の状態だったことが後で判明しています。

グラスゴー蒸留所の仕込みはワンバッチ1トン、マッシュタンはセミロイタータンで発酵槽はステンレスが7基。
当初はノンピート麦芽のみでしたが2017年1月から50ppmのヘビーピートも仕込み始めています。
またローランド伝統の3回蒸留も開始、現在は1年に1ヶ月ほど3回蒸留の仕込みに当てています。
また、拡張工事を行い、上記からさらに蒸留器2基、発酵槽7基が追加、これにより蒸留器4基、発酵槽14基となり、年間生産能力は50万リットルまで上がっています。

シングルモルトの発売は18年6月からで、3年ものがリリースされています。
こちらの商品は1770年という名付けとなっていますが、これは1770年にグラスゴーで最初に誕生したダンダスヒル蒸留所の創業年で(1902年閉鎖)それにあやかった商品名となっています。

4. グラスゴーのラインナップ

グラスゴー1770

1770 グラスゴー シングルモルト

グラスゴー蒸留所の初回リリース品です。
ファーストフィルのバーボン樽で熟成させた後、新樽で追加熟成されたボトル。
鮮やかな黄金色で、香りは洋梨、ペッパーのようなスパイシーで温かいフレーバーがあります。

 

Wataru Kobayashi 小林渉

Vision Whisky Bar ヴィジョン
吉祥寺/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
0422-20-2023
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