2025/01/31
連日の寒い日々にぴったりなウイスキーをご紹介いたします。
スコットランドのスペイサイド地方にあるグレンアラヒー蒸溜所。濃く甘く感じる味わいが人気のウイスキーです。
今回はこのグレンアラヒー蒸溜所のウイスキーを飲み比べするのですが、熟成樽の違いによる面白さを感じていただければと思います。
Glenallachie 8y
グレンアラヒー 8年
まずはコチラ、グレンアラヒー蒸溜所の8年熟成です。
パンチョンと呼ばれる500Lの樽を2種類使用しているのですが、この樽の特徴は同じくらいの容量であるバットという樽よりも少し太っちょな形、それにより熟成がバットよりはやく進むそうです。
そしてグレンアラヒーの熟成に主に使用されるのは「ペドロヒメネス」「オロロソ」の2種類のパンチョン樽。
それに加えて、少量ですが赤ワイン樽とバージンオーク樽で熟成した原酒も混ざっているそうです。
さて、どのような味わいになるのでしょうか。
香りはダークチョコレートのように甘くて優しく、ライムの皮のようなキリッとした爽やさも少々。口に含むと青リンゴとほのかな牧草、そしてそれを黒糖入りのチョコレートが包み込みます。
Glenallachie 2008 14y Duncan talor The octave
グレンアラヒー 2008 14年 ダンカンテイラー オクタブ
こちらはオーク樽での熟成後、オクタブで9ヶ月の追加熟成を加えたもの。
実はオクタブというのは樽の種類の名前であり、それはかなり小さなサイズ。
いわゆるシェリー樽を一同分解し、50Lという小さな樽に組み替えて作られます。
オクタブで熟成させると何が起こるのか。
それは小さい樽であることから、中に入れた原酒にその使用している樽の影響が大きい樽に比べて出やすいのです。
なのでこちらのボトルはシェリー樽の影響を大きく受けており、濃くダークな色合いで味わいもかなり個性的に仕上がっています。
香りは濃厚なキャラメル、グレープフルーツのようなニュアンスも少しだけ。
口に含むとラムレーズン入りのチョコのような雰囲気。まるでシェリー樽に漬け込んだ木をそのまま口に入れているかのような味わいもあります。
後引く余韻はとても長く、カカオのようなビターな感じも少し加わります。
どちらのボトルも魅力的な味わいを持っており、やはり当店でも人気の高い2本です。
そろそろ来るバレンタイン、チョコとの相性もかなり良さそうですね◎
ぜひ機会があればご賞味ください。
Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
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