2024/05/13
リキュールには原材料や製法によって、様々なタイプが存在します。
カシスやチェリーなどの果実系、ベイリーズなどのクリーム系、そして草根木皮や薬草を使ってつくられるハーブ系。今回はハーブ系リキュールのオススメ銘柄5種類をランキングでご紹介。
主にフランス、スイス、チェコ、スペインなどヨーロッパ諸国で作られるハーブリキュール。
ニガヨモギ、アニス、ウイキョウなどのハーブ、薬草をアルコールに浸し蒸留したリキュールで、その独特で個性的な香りと味わいで多くのファンを魅了するお酒です。
アブサンに含まれるニガヨモギに含まれる香味成分ツヨンに幻覚や精神錯乱などを伴う中毒症状があるということが問題となり、1915年アブサンの製造・流通・販売が禁止されることに。
その後ツヨンを取り除いたレシピで再販、今でも世界中に愛好家がいる銘酒です。
こちらは王道・フランスのアブサン、葡萄由来のグレープスピリッツをベースに各種ハーブを浸漬して作られるプレミアムアブサン。
ストレートが強すぎる場合は水割りがオススメ。
キニーネはキナの木から得られる化合物で、元々マラリアなどの薬として薬学者に開発されたものでしたが、それを飲みやすくする為に作られたのがキナリキュールの始まりなんだそう。
ビターな味わいと微かな甘みがクセになり、こちらもコアなファンが多い銘酒です。
こちらのキナラエロドールはスイスのキナリキュール、コルテーゼ種の白ワインにキナの樹皮、オレンジピール、ニガヨモギ、各種スパイスを漬け込んで作られます。
複雑でマイルドな苦味がバランスよく、ストレートはもちろんオンザロックス、クラシックカクテルのベースにも。
前述のように、製造禁止となった期間があるアブサン。
そのアブサンの代替品として開発されたのがパスティス=模倣する、というハーブリキュールです。
スターアニス、ファンネル、リコリスなどをスピリッツに浸して蒸留、水・キャラメルを加えて作られます。
フランス・マルセイユがパスティス発祥の地とされており、マルセイユの人々はパスティスが大好きで愛飲しているんだそう。
こちらはパスティス51、サンカンテアン。
日本国内ではあまり見かけることがないパスティスですが、実はフランスでは超メジャー銘柄。
まったりと濃厚な甘口に強烈なアニスの香り、食前酒に最適です。
1805年アンリ・ルイ・ペルノー氏によって設立された蒸溜所で作られるパスティス、ペルノー。
19世紀末にはフランスで大流行、同じくパスティスの製造を行うリカール社と合併し現在はペルノリカール社となっています。
ペルノーはEUの規定では厳密にいうとパスティスの基準を満たしておらず、アニスリキュールという扱いになるそう。
その名の通りアニスを中心に、15種類のハーブを主成分に使用。
独特なクセはあれど、アブサン&パスティスの中ではかなり爽やかなタイプでビギナー向け。
水で割って色の変化も楽しめるペルノウォーターが定番。
1860年にイタリア、ベネヴェントで開発されたハーブリキュール。
なんと70種類以上ものハーブ・天然香料・スパイスをブレンドして作られる非常に手間と時間、技術が必要とされる一本。
サフランで黄金色に色付けされたあとオーク樽にて長期間の熟成を行い完成されます。
完璧なバランスで洗練された味わい、甘さとほのかにビター、ソーダやトニック割のロングスタイルでも楽しめます。
ちなみにストレガはイタリア語で魔女の意味、ベネヴェントの街はかつてサバト(魔女集会)や儀式があったという古くからの伝説があるんだそう。
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2024年6月3日
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