ホーリールード蒸留所 アライヴァル ウイスキーの伝道師たちが創り出す新進気鋭のローランドシングルモルト / 中野 Whisky Burgers

ホーリールードアライヴァル

当店 Whisky Burgers では現在新興蒸留所のモルトウイスキーを絶賛入荷強化中。
2010年代に起ち上がった蒸留所で貯蔵されていたウイスキーが3年以上の熟成を経て続々とボトルがリリースされ、楽しみが尽きない毎日です。
今回は新進気鋭のローランドモルトウイスキーを一本ピックアップしてご紹介。
ウイスキーZ世代のルーキーが鳴物入りで到着です。

 

Holyrood Arrival
ホーリールード アライヴァル

ホーリールード蒸留所の創業は2019年、マッカラン蒸留所の元マスターブレンダーであるデイビッド・ロバートソン氏と、スコッチモルトウイスキーソサエティのカナダ支部設立者であるカーペンター夫妻によって設立されました。
エディンバラで新たに蒸留所が創設されたのは約100年ぶりとのこと。

スコットランドの南部、ローランド地方はエディンバラやグラスゴーなどの大都市を抱え、北方に位置するるハイランドとは異なり平地が大きく広がる土地。
かつてはローランドでも盛んにモルトウイスキーの製造が行われていましたが、禁酒法時代の頃を境にその数を減らし、やがてグレーンウイスキーの産業が取って代わるようになりました。

とは言っても今日でも多くのファンを魅了するローランドモルト。
オーヘントッシャンやグレンキンチーは今でも人気を博しており、ホーリールードのような新興蒸留所も増加しています。
その特徴として、他地方では2回蒸留が主流であるのに対して3回蒸留を行う蒸留所が多いという点。
これによりスムースで可憐な酒質のウイスキーが生まれます。

また、ホーリールードのポットスチルは長らくスコットランド最高を誇っていたグレンモーレンジのものより約2mも高い7m。
この巨大なポットスチルによって蒸留され、オロロソシェリーバット、ペドロヒメネスシェリーホグスヘッド、バーボンバレルとラムバリックでの熟成を施したものがアライヴァル。
豊かな自然の水源から仕込み水を得る多くの蒸留所とは違い、エディンバラの水道水を使用するのもおもしろいポイントです。

香りはプラムやパッションフルーツの夏の果実、ハチミツをかけたヨーグルトとホエイチーズ。
口に含むと優しいバニラからホットでドライなジンジャー、そしてレーズンバター。
麦の風味が残る余韻が心地良く続きます。

多くを語りすぎた気がします。
モルトウイスキーの匠たちが送る新たなローランドモルト、是非お試しください。

 

Keisuk Kosaka 小坂啓輔

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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