2016/03/15
セントパトリックスデーということで、アイリッシュウイスキーのお話。
あまりアイリッシュウイスキーを飲んだことがない
という方も多いかと思います。
「うーん、ジェムソン?とか?」
これが正直な反応ではないかと。
他に代表的な銘柄といえば、タラモアデュー、
ブッシュミルズ当たりが名前が上がるかと思います。
ということで簡単にアイリッシュウイスキーをご紹介。
アイリッシュウイスキーというとイメージは、
「すっきり」「さっぱり」「飲みやすい」
そんなイメージではないでしょうか。大体あってます。
アイリッシュウイスキーにも幾つか種類があり、
スコッチと同じように、グレーンウイスキー、
モルトウイスキーがありますが、それ以外に
アイリッシュにはシングル(ピュア)ポットスチルウイスキー
と言われるウイスキーがあります。
それらをブレンドしたものをブレンデッドウイスキーと呼んでいます。
アイリッシュウイスキーのモルトウイスキーの
製法上の特徴は、大型の蒸留器で3回蒸留。
大型の蒸留器は留液がラインアームに到達するのに時間がかかります。
スコッチは通常2回蒸留なのに対して、3回蒸留することで
より不純物を多く取り除きアルコール度が高い留液がとれます。
つまり麦由来の成分をスコッチよりも
そぎ落としていると言っていいです。
そうすることですっきり、さっぱりしたウイスキーができます。
シングルポットスチルウイスキーというのは、
大麦だけではなく未発芽の大麦もブレンドしたものを
原材料に使用して作られたウイスキーで、
これが本来伝統的なアイリッシュウイスキーと言われています。
複数の麦を使用することでよりフルーティで
オイリーなウイスキーが出来やすいと言われています。
シングルポットスチルウイスキーの代表銘柄と言うと、
レッドブレスト、グリーンスポットなどがありますが、
写真のパディーもいかがでしょうか?
こちら、パディ100周年記念の復刻レシピで作られたものです。
他にも在庫がいろいろとございますので、是非試してみてください。
Wataru Kobayashi