キルホーマン蒸留所 マキヤーベイ サナイグ 飲み比べてみた / 中野 Whisky Burgers

2025/02/03

in: WHISKY BAR Whisky Burgers Scotch whisky

キルホーマン

ウイスキーの聖地とも呼ばれるスコットランドのアイラ島にて、堂々100%アイラ産を謳うキルホーマン蒸留所。
魂の髄からアイラモルトを感じるため、定番2種のボトルを飲み比べてみようの試みです。

キルホーマンは2005年に創業、アイラ島では実に124年ぶりに新興した蒸留所。
かつては珍しくはない形態であったようですが、自社農場を保有し収穫された大麦を原料にまかなう数少ないファームディスティラリーです。

さらに冒頭でも述べたように、100%アイラ産を掲げ大麦の栽培からボトリングまでをシームレスに自社で行う徹底ぶり。
製麦に至っては昔ながらの伝統的な製法であるフロアモルティングを採用し、手間を厭わないウイスキー造り。真心しか感じません。

今回ピックアップした2本はキルホーマンの定番であるマキヤーベイとサナイグ。
前者はバーボン樽熟成、サナイグはシェリー樽熟成のボトルとなります。

 

Kilchoman Machir Bay
キルホーマン マキヤーベイ

海辺のバーベキューと塩レモン、昆布出汁。
シロップのような甘さが舌先を包み、麦の香ばしさとスモーク、次第にペッパーがスパイシーに広がります。
ミネラルを感じながら長く伸びていく余韻。

 

Kilchoman Sanaig
キルホーマン サナイグ

オレンジピールと焦がしたキャラメル。
木苺のほのかな甘みと渋みが混じり合い、シナモンがアクセントに。
ダークチョコレートのリッチなアロマと共に優雅なフィニッシュ。

どちらも樽の個性の表れた作り手のこだわりが窺える逸品、そしてどちらも一本通った芯は正真正銘のアイラモルト。
やはりピートスモークのニュアンスは両者これぞと言ったアイデンティティーを感じます。

どっぷりアイラに浸かりたいときは是非飲み比べをお試しください。

 

Keisuke Kosaka 小坂啓輔

Whisky Burgers Bar
中野／東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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