季のTEA 京都ドライジン バーならではの飲み方は?/ 下北沢 Fairground

季のティー

下北沢駅は小田急東口・京王井の頭線中央口より徒歩3分、茶沢通り沿いにひっそりと佇む大人の隠れ家バー、Fairground(フェアグラウンド)。
配属の代々木上原からコンスタントにシフトインしております、松尾です。
今回も私松尾の記事では当店の取り扱いジンをご紹介致します!
今回は日本のクラフトジンの中でも有名な、あのジンのシリーズをご紹介致します!

 

KI NO TEA
季のティー

こちらのジンは京都蒸留所で造られているクラフトジン「季の美」のオフィシャルラインナップの一つ。
ですので、まずは季の美についてご紹介させていただきます。

あくまで私個人の主観ですが、季の美は昨今のクラフトジンシーンにおいて、日本の顔とも言える一つではないでしょうか。
というのも、季の美を手がける「京都蒸留所」は2016年8月に操業開始した、比較的新しい蒸留所。
日本初となるジン専門の蒸留所であること、そして京都という土地であることから、国内外にて当初から注目を集めました。
ジンはそもそも、ウイスキーのように長期間の熟成を必要とせず、設備や諸経費なども抑えられることから、新生ウイスキー蒸留所がウイスキーを熟成させている間の利益獲得の手段として手がけていたり、巨大蒸留所などが片手間的に手がけることが多いお酒でもあります。
そのなかで「ジン専門の蒸留所」というのはとても珍しいのです。

そしてさらに興味深いのは、蒸留所に携わる人物。京都蒸留所を管轄する株式会社ナンバーワンドリンクスの代表を務めるのは英国人であるデイビッド・クロール氏。
さらにヘッドディスティラーも英国人であるアレックス・デービス氏で、氏はイギリスの有名クラフトジン・コッツウォルズを手がけ、若くしてヘッドディスティラーを務めた人物です。
ジンの本場イギリスのスペシャリストと、日本のスピリッツ業界のスペシャリストでもある大西正己氏や元木陽一氏といった、強力なタッグによって季の美は生み出されているのです。

さて、そんな季の美の製法の特徴には以下の3つが挙げられます。
1つ目はベーススピリッツにライススピリッツを使用していること。
2つ目は京都産のボタニカルをふんだんに使用していること。
3つ目はボタニカル別に蒸留し、ブレンドさせていること。

まず1つ目、季の美では、”お米だけ”を使用したライススピリッツを使用しています。
これはジンでは非常に稀なことで、日本だからこその手法と言えるかもしれません。
これによりお米独自の甘みや旨みを感じることができ、従来のジンとは異なる、優しい口当たりとなっています。

2つ目、使用するボタニカルはマケドニア産のジュニパーをはじめ、檜や、老舗茶舗の玉露、無農薬のユズ、山椒、木の芽、笹など、京都産を中心とした11種類のボタニカルを使用。
日本各地で厳選した和のエッセンスが加えられています。

3つ目、季の美は上記のボタニカルの特性に応じて6つのエレメントに分けた浸漬液を別々に蒸溜する手間のかかる方法を採用しています。
これはグループごとに蒸溜のカットポイントを丁寧に分け、個々のボタニカルの特徴的な良さを最大限に引き出すためです。
このような浸漬・蒸溜方法は京都蒸留所の「雅」製法と言われ、世界的に見ても採用している蒸溜所はほとんどありません。

季の美の説明が長くなってしまいましたね。。
でも、これだけの特徴とこだわり、人気を持つジンだからこそ、私は日本の顔とも言えるのではないかと考えています。
本日はそんな季の美の公式ラインナップの中から、「季のTEA」の飲み方についてBARならではのオススメをご紹介。

まず、この季のTEAは、極上の茶を産する京都・宇治の老舗茶舗「堀井七茗園」とのコラボレーションによって生産されています。
最高級と名高い堀井七茗園のお茶(玉露と碾茶)をボタニカルとして使用し、造られたのが季のTEAなのです。
名の通り、茶の要素が強い、季のTEA。
当店でのオススメの飲み方は、まずはワイングラスで飲む水割り。
また、季節のフルーツでもある、洋梨とワサビを使ったフレッシュフルーツカクテルもオススメです。
季の茶をベースに、フレッシュの洋梨とワサビをブレンダーにかけ、トニックウォーターでアップ。和の要素を全面に押し出しつつ、洋梨の甘みが引き立つ、BARならではのカクテルです。
ぜひご賞味くださいませ。

 

Sho Matsuo  松尾捷

Faiground Bar&Wine Shop
下北沢/東京都世田谷区北沢2-10-20 ミカン下北 D-201
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