2021/08/02
Lagavulin 16y
ラガヴーリン 16年
オフィシャルのラガヴーリンを改めてご紹介です。
ラガヴーリン蒸留所は、1816年創業のアイラの蒸留所です。
現在はディアジオ社が所有しており、麦芽はポートエレンにある製麦工場にて製麦された麦芽を使用しています。
そのフェノール値は35ppm。
実は同じディアジオ社所有のカリラも35ppm。
私の調べた限りでは、同じ麦芽が納品されているようです。つまり、味わいの違いはカリラとラガヴーリンの蒸留所の使用している水や設備、作り方や樽熟成のポリシーなどで大きく味わいが変わることが楽しめます。ぜひカリラと飲み比べで飲んでみていただきたい蒸留所です。
さて、フェノール値の話ですが、私はアイラの入門では、カリラかラガヴーリンの味を覚えることを勧めています。
というのは、「ちょうどアイラの真ん中」くらいの数値なのです。
下記にアイラの蒸留所のフェノール値を記載しておきます。(幅のある数値を多少まとめています。)
0ppm ブルックラディ、ブナハーブン
20ppm キルホーマン100%アイラシリーズ
25ppm ボウモア
35ppm カリラ、ラガヴーリン
40ppm ポートシャーロット
45ppm ラフロイグ
50ppm キルホーマン(100%アイラ以外)
60ppm アードベッグ
80ppm以上 オクトモア
他のアイラと飲み比べるときに、カリラとラガヴーリンを基準に考えるとちょうどいいと思います。
緊急事態宣言明け、「久しぶりにアイラを飲み直そうか」という気持ちのときに、ぜひラガヴーリンかカリラから入りましょう。
新しい発見があるかもしれません。
Wataru Kobayashi 小林渉
Vision Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
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