リンクウッド蒸留所 15年 カトクティンクリークライクォーターカスク 一日の締めにオススメのウイスキー / 中野 Whisky Burgers

リンクウッド 2018 15y シングルキャスクジャパン ファミリーシリーズ

この特徴的な角ばったボトル。
堂々とした出立ちには、つい引き込まれるような感覚にもなるような。
味わいも期待するべし、ぜひご堪能いただきたい一本をご紹介。

 

Linbwood 2018 15y The Single Cask Japan Familly Series
リンクウッド 2018 15年 シングルキャスクジャパン ファミリーシリーズ

「シングルキャスク」は2010年にシンガポールでベン・カーティス氏によって設立されたボトラーズ。
実はこれがシンガポールで初のボトラーズの会社であり、その後同社が作ったウイスキーバーもシンガポール初だったとか。
この新しい試みができるのは、彼にはウイスキーに対するリスペクト、愛、情熱があったからなのでしょう。

今回ご紹介するのはこのシングルキャスクが展開する「ファミリーシリーズ」から。
シングルキャスクの設立まもない頃に新しいボトラーがその世界でやっていく難しさをベン氏が目の当たりにしている時に感じていた「素晴らしい価値を持つウイスキーを投機目的ではなく真に愛する人と共有したい」という思い。
これを実現するため、他の新進気鋭のボトラーとのコラボレーションを始めたのがこのシリーズ。
ウイスキーによって繋がる人と人との関係を表すシリーズでもあります。
ウイスキーを飲む仲間を家族と表現するベン氏らしいシリーズですね。

今回はこのシリーズからリンクウッド15年。
特徴はやはりカトクティンクリーク蒸溜所のライウイスキーの樽で熟成であり、さらにはクォーターという小さなサイズであることも。

香りはほのかにライウイスキーらしい甘さがあり、青りんごのような爽やかさも。口に含むと若葉の青々とした葉っぱのような味わいと、スッキリした白ワインのような芯とキレのある葡萄のような味わいも。アイスワインのようにも感じられます。後味には樽由来の木の香りと、やっぱりライウイスキーのニュアンスがゆったりと続きます。

15年というしっかりとした熟成年数により優しく仕上がっていますが、ライウイスキー樽による味わいの面白さも感じられるリンクウッドです。

個性的でありながら、体に馴染んで来るような味わい。
1日の締めにいかがでしょうか。

 

Chikako Matsuo 松尾 知可子

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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