ロッホリー蒸留所 ソウイングエディション 伝統技術を継承するローランドモルトウイスキー / 中野 Whisky Burgers

2025/06/09

in: WHISKY BAR Whisky Burgers Scotch whisky

ロッホリーソウイングエディション

ウイスキーのメッカとも言えるスコットランド。その中でも地理的な位置や特徴の違いから、6つの地域に区分されています。
今回ご紹介するのはスコットランド南部のローランドにある蒸留所から。ローランドモルトは2010年代頃から隆盛を見せており、要チェックなポイントです。

 

Lochlea Sowing Edition
ロッホリー ソウイングエディション

ロッホリーは2018年創業の新興蒸留所。
ローランドのエアシャーという地域に所在しており、広い農場の中に建てられました。
日本では「蛍の光」として知られるスコットランド民謡、「オールド・ラング・サイン」の生みの親である詩人ロバート・バーンズが過ごした土地でもあり、18世紀からの歴史ある農場です。

大手オーナー企業には属さず、家族経営によるインディペンデントディスティラリー。
長年ラフロイグ蒸留所でマネージャーを務めたジョン・キャンベル氏を迎え、ロッホリーならではのウイスキー製造を展開。

前述の農場にて原料の大麦を自家栽培、今や数カ所の蒸留所でしか行われなくなった伝統技術であるフロアモルティングによる製麦。
新興蒸留所ではあるものの、モルトマンと呼ばれる職人たちの昔ながらの製法で手間暇惜しまぬウイスキーづくりを守っています。

また、ローランドモルトに分類されるウイスキーは3回蒸留による軽やかな酒質が特徴と取り沙汰されることもありますが、ロッホリーではスコッチ伝統の2回蒸留です。

ロッホリー ソウイングエディションはシーズナルリリース、季節限定の春仕様の逸品。
ファーストフィルバーボン樽で熟成。

白い花のアロマが広がり、林檎や白葡萄のフルーツが追いかけます。
テクスチャーはほのかにクリーミー、麦由来のまっすぐな甘みとホップのようなビター、ホワイトペッパーのスパイスへと続き、心地良く抜けていく余韻。

これからも楽しみなロッホリー。
気を衒わない直向きなウイスキーをお楽しみください。

 

Keisuke Kosaka 小坂啓輔

Whisky Burgers Bar
中野／東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
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