2022/02/06
スコットランド地方の中心部ともいえるスペイ川沿いにある50以上の蒸留所がひしめくエリアを、特に区切ってスペイサイドと呼びます。
ウイスキーの聖地と呼ばれ、冷涼な気候、水質の良い水など、上質なウイスキーを作るのに最適の土地です。
そんな数ある蒸留所の中から本日は「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれるウィスキーをご紹介いたします。
Macallan12y Shelly oak cask
マッカラン12年 シェリー オーク カスク
マッカラン蒸留所は1824年に、2番目に政府公認蒸留所として認められた歴史の古い蒸留所です。
(ちなみに1番目はグレンリベット蒸留所。)
そんな名門中の名門蒸留所ですが、2度の世界大戦など激動の世界情勢の中で、一切の妥協をすることなく今日までウィスキーつくりを続けています。
使用するオーク樽の選定、原料となる大麦、熟成・保管方法まで様々なこだわりがありますが、
特筆すべき点はそのポットスチル(蒸留器)の形状ではないでしょうか。
マッカラン蒸留所で使用されているのはスペイサイドで最も小さなポットスチルと呼ばれる小型のポットスチル。
膨大なコストがかかってしまうといわれ一見非効率的に見えますが、器内でのアルコールの移動を最小限に抑えることにより
密度の高くスムースな飲み口のウイスキーが生産できるという秘密があります。
高品質のシングルモルトを作るための最大のこだわりといえるでしょう。
さてそんな「マッカラン」。
ストレート、水割り、ハイボールとどう飲でも隙のないウイスキーですが、本日はロックをオススメさせていただきます。
甘く濃密な味わいを時間をかけてお楽しみいただけます。
Ryo Ueda 植田涼
Faiground Bar 下北沢
03-3464-4641
Google Map 世田谷区北沢2-3-12 友和ビルB1
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