スコッチモルトウイスキー解説評価 マクダフ蒸留所 / 吉祥寺 Vision

マクダフ
マクダフ蒸留所について、徹底解説していきます。

 

マクダフの地理

生産国:スコットランド
地域:ハイランド

 

マクダフ蒸留所データと蒸留設備

所有者:バカルディ社
設立年:1960年
年間生産能力:340万リットル
仕込水:デヴロン川支流のジェリー川
糖化槽:8.75トン
発酵槽:ステンレス9基
蒸留器:初留2基、再留3基
熟成庫:

 

マクダフの解説

マクダフ蒸留所は1960年創業の比較的新しい蒸留所。
東ハイランドのマレイ湾(北海)に面した海沿いにバンフという街があり、そのはずれを流れるデヴロン川の右岸に建てられた蒸留所です。
1972年にイタリアのマルティニ&ロッシ社が買収し、イタリア資本初の蒸留所になりました。これはその頃グレングラントがイタリアでの販売促進に成功し、シングルモルト需要がイタリアで急増したための買収でしたが、実はマルティニ&ロッシ社はブレンデッドのウィリアムローソンも入手しており、ウィリアムローソン用の原酒確保という意味もありました。
実際にはシングルモルトのマクダフよりウィリアムローソンの方が売れたため、殆どがウィリアムローソン用の原酒として使用されました。

マクダフはワンバッチ6.75トンで、使用する麦芽はノンピートのみです。
特徴的なのが蒸留器のラインアームの形で、不自然に曲げられていること。
これはオーナーが変わるたびに蒸留器を少しずつ追加し5基になったため、スペースの問題でそうせざるを得なかったという事情によるものです。
また、3基の再留器の上に水平式のシェル&チューブコンデンサーが設置されるというあまり見かけない作りをしていて、これはウィリアムローソン用に軽くスッキリした原酒が求められたからと言われています。

現在はバカルディ社が買収、所有しており、バカルディ社の所有する5つの蒸留所の一つとしてオフィシャルボトルが発売されています。

マクダフは蒸留所名とオフィシャルボトルの名称が違うという珍しい蒸留所で、デヴロン川の名前を取って、以前は「グレンデヴロン」「グレンデヴェロン」などという名前でリリースされていました。
最新のオフィシャルボトルは「ザ・デヴロン」に変更されています。
古い資料などにはグレンデヴロンで載っているものも多いです。

 

マクダフのラインナップ

マクダフ 2000 13年 チェスターウイスキー

マクダフ 2000 13年 チェスターウイスキー

チェスター競馬場のワンシーンをラベルデザインにしたボトル。
ドイツのボトラーズのモルツオブスコットランドが手掛けたボトルで、非常に濃厚なシェリー樽熟成が特徴のボトルです。

 

マクダフスコッチモルトウイスキーソサエティ

スコッチモルトウイスキーソサエティ 6.25 Tangy, tangly tasty, zesty

バーボン樽熟成で非常に複雑なフレーバーのあるマクダフです。
ピリッと来る刺激的な香りとビター、木の香り、トロピカルなど様々な香りが楽しめます。

マクダフの年表

1960年 マーティ・ダイク、ジョージ・クロフォード、ジェームズ・スティラット、そしてタリバーディンとディーンストンにも携わっているブロディ・ヘプバーンの4人により蒸留所創業。
1964年 蒸留器を2基から3基に増設
1967年 蒸留器を4基に増設
1968年 最初のボトリングとして、マクダフ5年 ピュアハイランド・モルトスコッチウイスキーを発売
1972年 マルティニ&ロッシ社所有のジェネラルビバレッジコーポレーションの傘下のウィリアム・ローソン社が蒸留所を買収
1990年 蒸留器を5基に増設
1993年 バカルディ社がマルティニ&ロッシ(ウィリアムローソン社を含む)を買収し、最終的に子会社のジョンデュワー&サンズ社に移管
2013年 ロイヤルバーグコレクション16年、20年、30年を免税店向けに発売
2015年 10年、12年、18年を発売

 

Wataru Kobayashi  小林渉

Vision  Whisky bar 吉祥寺
0422-20-2023
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