マルス駒ヶ岳・津貫蒸溜所 ジャパニーズウイスキー飲み比べ / 中野 Whisky Burgers

マルス駒ケ岳津貫

「マルス」といえば、ウイスキーを思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。
これらを手がけるのが本坊酒造、ウイスキー作りの歴史を辿ると1949年に。

戦後間もないこの頃、本坊酒造はウイスキーの製造免許を取得し製造を開始。
これを指導したのが岩井喜一氏、実はあの竹鶴政孝氏をスコットランドに派遣した人物でもあるそうです。
当時設計されたポットスチルは今も稼働中なんだとか。

製造場所は鹿児島、山梨を経て1985年には信州に。
マルス信州蒸溜所の誕生です。

その後、製造休止などもありましたが2016年には屋久島にマルス津貫蒸留所も誕生しウイスキー作りは2拠点、今の体制になったようです。

さて、今回はこの本坊酒造から2つのボトルをご紹介いたします。

 

Mars Komagatake 2014 7y for Three rivers
マルス駒ヶ岳 2024 7年 スリーリバーズ

香りはまずお菓子のような甘さがしっかりと。
その中でスペアミントのような爽快さと鰹出汁のようなコクが混ざり合います。
口に含むとバニラのような優しく大きな甘みが口に広がり、香草、ホワイトペッパー、昆布を感じる味わいが余韻に残ります。
そのまま余韻は口の中で長く続き、味わいは少し変化する面白さも。

 

Mars Tsunuki 2024Edition
マルス津貫 2024エディション

海藻や塩漬けにした木、蜜柑のような個性的な香り。
口に含むと、ウッディなニュアンスと共に、シロップ漬けレモンのよう。
後味には木の皮にも思える渋みとハチミツが広がります。
こちらはずっしりと感じる味わいが特徴、複雑な味わいが楽しめるウイスキーです。

さて、どちらが気になりましたか?
ぜひジャパニーズウイスキーを楽しんでみてください。

 

Chikako Matsuo 松尾 知可子

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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