オリジン1848 瑞穂酒造 沖縄が育んだクラフトジン / 中野 Whisky Burgers

オリジン

いよいよ暑さが増してきた今日この頃。夏の始まりです。
そんな時節柄、飲みたくなるのがジントニック。バーでの一杯目にもしばしば選ばれるカクテルです。
高温多湿で不快指数も上昇、かと言って憎めない日本の四季。この夏を存分に楽しむのにうってつけのジンをご紹介いたします。

 

Ori-Gin 1848 Mizuho Distillery
オリジン 1848 瑞穂酒造

日本の最南、沖縄県は那覇市に蔵を構える瑞穂酒造。
首里最古の蔵元として伝統的な古酒である泡盛の継承、現在では泡盛に留まらずジンやラム、リキュールなど洋酒の製造にも力を入れています。
「Frontier Spirit」を掲げ、飽くなき開拓者精神の下ユニークなアイテムを打ち出しており、バーテンダーとしても目が離せません。

今回ご紹介するオリジンは、曰く「一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン」。
そう謳うだけあって確かに、口に含むや否や沖縄を感じる一本です。

ベーススピリッツはズバリ泡盛。
日本一早い桜祭りとして知られる本部町の桜から生まれた、さくら酵母で仕込んだ泡盛を使用。
キーボタニカルは香り高い西表島産のピーチパイン。さらにジンの骨格であるジュニパーベリーのほか、レモングラス、コリアンダーシード、シークヮーサーリーフ、生姜、紅茶にヒハツモドキと月桃の葉。ヒハツモドキは島胡椒と呼ばれるロングペッパー、月桃は甘い香りを放つ葉も生やす南国に自生する植物です。
これらのボタニカルの風味を最大限に活かすため、5種類の原酒に分けて抽出・蒸留、バランスを吟味の上でブレンドして仕上げるという手間暇かけたこだわり様。
聞いただけでトロピカルな味わいを想像することと思います。

何よりもの特徴であるピーチパインの甘い香りが立ち、すぐさま南国気分。
土台を支える泡盛も感じながら、椿のような上品なアロマとピリッとスパイス、最後は爽やかなメントールの余韻。

トニックウォーターで割ることで、弾ける炭酸と共に一層フルーティーな香りが広がり、シトラスの爽快感が涼しげに追いかけてきます。

ぎゅっと濃縮された沖縄のテロワール、是非お試しください。

 

Keisuk Kosaka 小坂啓輔

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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