2023/03/24
「テロワール」という言葉をご存知でしょうか?
元々はフランス語で「土地」を意味する単語ですが、転じてワインやコーヒー、茶などの原料、その生育地の風土がもたらす特徴や個性を指して使われます。
その「テロワール」にこだわる蒸留所、ブルックラディからポートシャーロットのご紹介です。
ブルックラディ蒸留所は1881年創業、アイラ島に位置し、アイラ島で唯一ボトリングまでの工程を島内で完結させる蒸留所。原材料である大麦や仕込み水がどこから採れるものなのか、どこで蒸留され、どこで熟成されるのか、とことん「土地性」に重きを置いてウイスキーに向き合っています。
ポートシャーロットという名称はブルックラディ蒸留所から程近い村の名前であり、かつて存在したポートシャーロット蒸留所(後にロッホインダール蒸留所に改名、1929年閉鎖)に敬意を表して名づけられました。
ノンピーテッドのクラシックラディとヘビリーピーテッドのオクトモア、その中間のラインナップであり、フェノール値は40ppmに仕上げられています。
原料の大麦や水はもちろん島が育んだもの。
Port Charlotte 10y
ポートシャーロット10年
こちらがフラッグシップ。アイラモルトらしい潮風と、焚火のようなスモーキーさ。味わいは円熟味と丸みを帯び、アメリカンウイスキー樽から醸されるキャラメルやバニラの風味。
ジンジャーやシトラスがほのかに薫る心地良いフィニッシュ。
Port Charlotte SC:01
ポートシャーロット SC:01
SCとはSauternes Casks(ソーテルヌカスク)の略。
熟成の際の3つのグループ全てでソーテルヌワイン樽を使用していることからこの名を冠しており、10年と比べ華やかさが増し、樽の違いを楽しめるボトルとなっています。
アイラの地、ポートシャーロットに想いを馳せながら、飲み比べてお楽しみください。
Whisky Gibier Bar&Shop
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