2007/12/20
先日、押し入れをひっくり返して整頓してみました。
修学旅行の写真やら卒業文集やら懐かしいものが続々登場。
それらと一緒に出てきた「空の名前」という本。
10年くらい前に誕生日プレゼントとして「あたし空って好きなんだよね」と
女の子からもらったものでした。
その子とは高校一年生の時、席が隣でちょっぴり仲が良かったのですが
特に進展もなく、でも何かの縁で卒業してからも、飲みに行ったり海に行ったりと
何だかんだ一緒に遊んでいた子です。
懐かしいなーと思い出に浸りつつ、ふと「プレゼント」つながりで
僕がvaneに入っていた頃の事を思い出しました。
「いままでで一番嬉しかったプレゼントは何でした?」という話で
僕よりちょっぴり年上のMさんと盛り上がった憶えがあります。
Mさんは「ドリカムの『眼鏡越しの空』って歌知ってる?」と。
フジ「知ってますよ~。僕もすごく好きな曲ですね。」
Mさん「その歌がとても好きで何気なくそんな話をしたら、歌詞に出てくる
『背表紙に三日月がある空の写真集』をこっそり探してきてくれたの。
それが一番嬉しかったプレゼントかな。」
フジ「あ、あれ実際にある写真集だったんですね!それは素敵ですねー!」
好きな曲だっただけにホントに羨ましかったですね。
押し入れから出てきた一冊の本を眺めながら、
もうお会いする機会のないそのお客様を思い出しました。
そしてすっかり会う機会のなくなった女の子にもらったその本は、
折角なので押し入れにはしまわずに本棚にしまいました。
そしてその時まで気付きませんでした。背表紙に三日月があったんです!
何ていうか、色んな思いが交錯して自分の中は処理出来ない気持でいっぱいになりました。
もし機会があればその子に「眼鏡越しの空は知ってたの?」と尋ねてみたいです。
10年経っても相手を喜ばせるプレゼント…ってなかなか出来ないですよね。